半衿(はんえり)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.半衿を売りたいお客様へ

半衿とは縫い付け専用に制作された衿のことです。衿元の美しさが古来のお洒落では重要視されており、着用者の美しさを引き立てるアイテムとして半衿は活用されました。名称は通常衿の半分の大きさしかないことが由来です。現代では、和服共々日常的に着用する文化は失われてしまいましたが、凝った細工や希少価値が優れたものは高い金額で取引されています。

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2.半衿についての解説

半衿とは和装の下着にあたる衣類である、襦袢に縫い付けて使用するタイプの衿のことです。古来の日本では衿元の美しさが大切にされていたこともあり、半衿は美を求める当時の女性にとって、なくてはならない存在でした。歴史的には和装による生活が失われるまで、半衿は制作・活用されていたようです。古来から制作されているジャンルなので作品の中には現代換算で数十万円相当の価値を持つものも存在します。

3.半衿の歴史

半衿の制作は11世紀、平安時代後期頃からすでに始まっていた可能性が高いです。当時は女房装束というスタイルが女性の間で定着し、装いに半衿が採用されています。そして江戸時代になると、衿を廃した着用物が主流となったため、細工を施した半衿を長襦袢に縫い合わせた品物が数多く見られるようになりました。また、江戸時代後期では着物と半衿の組み合わせが地域毎に確立され、独自の文化として発展していきます。その後の明治、大正時代には派手な装いや自由なスタイルが増加したことに合わせて、半衿も派手さや斬新さを基調とした品物が制作されるようになりました。

4.半衿の買取査定ポイント

半衿は保存状態や傷み、汚れの度合いによって買取金額が変動します。新品未使用の状態に近いほど、金額が高くなるので保管やケア方法については作品を所持した時点で把握しておくと良いでしょう。また証紙等の付属品が備わっている作品の場合は、セットにすることで価値を大きく高めることができます。

代表的な査定ポイント
  • 付属品があるかどうか
  • 制作時期や点数
  • 制作作家の評価
  • 作品の状態、品質

5.半衿の取引相場価格

半衿の買取価格は付属品の存在や品物の希少価値によって異なります。例えば、夏物長襦袢で半衿刺繍されたものは12,500円で買取されました。こちらは身丈123cm、裄丈68cmの大きさで透き通るような淡い白色が美麗な印象を作り上げている作品です。多少汚れが見られましたが全体に影響する難は特にありませんでした。また、刺繍半衿付きの正絹製長襦袢は11,500円で取引されています。こちらは身丈132.5cm、裄丈67.7cmのサイズで蘇芳色の鮮やかな赤色が目を惹く一品です。滑らかな着心地になるように加工されていて質も良いため、美品扱いで取引されています。

6.半衿の買取についてのまとめ

半衿とは古来日本の衿周りの美学に基づいて制作された刺繍付けする衿のことです。時代が進むごとに種類豊かな作品が増えていき、その時代の和装に合うような半衿が数多く制作されました。ちなみに半衿作品の中には豪華な刺繍や細工を施したものもあり、品物によっては高い価値が付加されることも珍しくありません。半衿作品が手元にある方は今一度その価値を確かめてみてはいかがでしょうか。

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