名古屋黒紋付染(なごやくろもんつきぞめ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.名古屋黒紋付染を売りたいお客様へ

名古屋黒紋付染は江戸時代頃から多く制作された伝統的工芸品の一つで、主に家紋の付いた礼服や羽織のことを指します。尾張藩士が旗印等を制作していたのが、技法の存在が世間に広まるきっかけとなりました。当初は階級の高い人や武士が名古屋黒紋染を着用していましたが、時間が経つにつれて庶民の手にも名古屋黒紋付染が行き渡るようになっていきます。現代では世俗の影響を受けた作品が多数残されており、高い価値を秘めているものもあります。

このページの目次

2.名古屋黒紋付染についての解説

名古屋黒紋付染は愛知県名古屋市を中心に生まれた染色文化です。尾張藩の藩士が染色作業を行っていたことが発祥で、影響を受けた職人達の手によって技法が洗練されていきました。1848年に執筆された文献『尾張・濃州紺屋惣帳』では、1818年から1829年頃に名名古屋黒紋付染の職人達が1000以上在籍していたという記述が存在しています。家紋を書き上げる引染(ひきぞめ)と浸染(ひたしぞめ)といった型を用いて染色する方法によるはっきりとした黒色は、日本の冠婚葬祭の場において今やお馴染みのものとなりました。

3.名古屋黒紋付染の歴史

名古屋黒紋付染の歴史は、1610年より尾張藩の小坂井家が藩の用いるのぼりや旗印を制作していたことから始まりました。質の良い名古屋黒紋付染の品物は需要が高く、技術を引き継いだ職人達の研鑽によって技術の洗練と規模の拡大化が進んでいきます。ちなみに初期は紋糊伏せ(もんのりふせ)といった糊を用いた技法を行っていましたが、1830年には金網で染色を施す方法に変わるなど、時代が変わるごとに工程が変化していきました。

4.名古屋黒紋付染の買取査定ポイント

名古屋黒紋付染はシミや色焼け等がなく状態が優れている程、査定金額がアップします。作品を所持している方は価値を下げないためにも丁寧な保管を心がけたほうが良いでしょう。また、人気作家が制作したものは高価買取になることも少なくありません。真作を証明する付属品等が存在する場合は作品とセットにするとより価値が高くなります。

代表的な査定ポイント
  • 作品に劣化や傷みが存在するかどうか
  • 買取需要の高い作家やブランドかどうか
  • 付属品がある場合、セットになっているか

5.名古屋黒紋付染の取引相場価格

名古屋黒紋付染作品は大変希少であるため、昔ながらの技法で制作されたものはあまり市場に流通しておりません。冠婚葬祭における礼服のモデルとしての存在や古くから継承されている技法であることを考えると、作品状態さえ良ければ優れた価値が付く可能性が高いので、名古屋黒紋付染作品をお持ちの方は一度査定に出してみると、その価値がわかるでしょう。

6.名古屋黒紋付染の買取についてのまとめ

名古屋黒紋付染は現在の愛知県名古屋市周辺の地域から広まった染色技法です。尾張藩の役人が原型となる技法で礼服等を制作し、その影響を受けた職人たちが洗練と改良を重ね、現代の様式を確立しました。手書きと型染を組み合わせて染める歯切れのよい黒色は現在でも冠婚葬祭を演出するカラーとして親しまれています。名古屋黒紋付染作品をお持ちの方はこの機会に買取査定を通してその価値を確かめてみてはいかがでしょうか。

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