二塚 長生(ふたつか おさお)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.二塚 長生の着物作品をお持ちの方へ

二塚長生は着物作家であり、友禅の高い技術で人間国宝に認定されている人物です。「白上げ」という技法による抽象的かつ独創的な自然表現を作風とし、伝統に新しい表現を併せた作品を生み出しました。展覧会では多くの賞を受賞し、紫綬褒章も受けるなど、その技術と功績は高く評価されています。

このページの目次

2.二塚 長生の着物作品についての解説

二塚長生は、富山県出身の染織家です。伝統と新しさを融合させた加賀友禅の着物作品を制作しました。友禅は花鳥風月を描いた華やさを持ちますが、中でも二塚長生の作品には高いレベルの「白上げ」と呼ばれる技法が見られるのが特徴です。これは糸目糊置きにより白色の模様を表現する技法ですが、二塚長生は「白上げ」に日本画の要素を取り入れ、作品づくりに積極的に使用しました。二塚長生の独創的な技術や姿勢は高い評価を受け、伝統工芸展などで多くの賞を受賞、やがて「友禅」の技術において重要無形文化財保持者に認定されました。現在は金沢に住み、作品づくりを続けています。

3.二塚 長生の経歴や着物作品の特徴説明

二塚長生は1946年に富山県高岡市で誕生しました。もともと画家を志していたものの、金沢の友禅工房にて加賀友禅を学び、1974年には作家として独立します。翌年には日本伝統工芸展に初出品し入選を果たし、その後もさまざまな展覧会で受賞を重ねました。そして、2006年には紫綬褒章を受章、2010年には「友禅」の重要無形文化財保持者に認定され人間国宝となります。70歳を超えた二塚長生は、令和を迎えた現代も優れた作品を生み出しています。

4.二塚 長生の着物代表作品の紹介

  • 友禅着物「寒瀑」(1991年)
  • 友禅着物「瀑響」(1997年)
  • 友禅着物「白波」(2000年)

5.二塚 長生の着物作品の買取査定ポイント

二塚長生の作品の買取においては、まずその作品が二塚長生の真作であることが前提になります。人間国宝ともなると、贋作が出回る可能性も否定できないからです。そして、真作であることを証明するためには、落款や証紙、箱の有無などが役立つため、これらの有無も査定に関わります。他には、素材やサイズ、保存状態もポイントです。

代表的な着物作品の査定ポイント
  • 真作であること
  • 落款や証紙、箱の有無
  • 素材
  • サイズ
  • 保存状態

6.二塚 長生の着物作品の取引相場とは

二塚長生の作品はあまり多くは出回っておらず、高値で取引される例も珍しくはありません。例えば、富士山が描かれた友禅の名古屋帯は、118,400円で取引されました。こちらは長さが377cm、幅が31cm、深い青色で富士山が描かれ、中古ですが状態の良いお品でした。また、抽象的な文様が描かれた名古屋帯には100,000円の値が付いています。こちらは長さ374cm、幅30.5cmの大きさで、ベージュ地に緑色の文様が映える、状態の良い帯でした。

7.二塚 長生の着物作品の買取査定まとめ

二塚長生は「白上げ」の高い技術で知られる友禅の染織家です。伝統を重んじながらも、水や風などの抽象的な自然のモチーフを独創的に描き、多くの人を魅了しました。また、展覧会の最高賞や紫綬褒章など、華やかな受賞歴を持つ人間国宝でもあります。二塚長生の作品は現在も評価が高く、買取にあたっては高額査定となる可能性があります。