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1.染め着物を売りたいお客様へ

染め着物を売りたいお客様へ

染めの着物とは白布を染めることで色や柄をつけ、その生地を使って作られたものを指します。染めにはそれぞれ異なった技法があり、その中でも特に代表的なものとして、友禅染めがあります。染めの着物は買取市場においても一定の需要を誇り、人気も高いです。その染めの種類によっては高額査定の可能性が高いとされています。今回は染めについて、主な種類や取引相場価格に触れつつ解説していきたいと思います。

このページの目次

2.染め着物ついての解説

染めは白地の生地に色や模様を付けるもので、生地を織った後に染色されたものを「染めの着物」といいます。これに対して、糸を先に染色してから生地を織った着物を「織りの着物」といいます。織りの着物が先に糸に染色することから「先染め」といわれるのに対して、染めの着物は「後染め」といわれています。染め着物の特徴としては、極細い生糸によって織られているため、腕を通した時に肌の上で滑るような柔らかい風合いが感じられることです。一般的に染めの着物は織りの着物と異なり、ファーマルな場所に適しているとされています。しかし、帯は着物とは逆となり、染めの帯の方が織りの帯よりも格が低くなります。また、染めによって生み出される模様が変わると着物の格が変わることもあります。

3.染め着物の主な種類

染めには時代の移り変わりの中で多様化していったさまざまな技法が存在します。最も代表的な友禅染めや模様染めの一種である絞り染めなど多数存在し、その中でもさらに細分化することができるほど、その技法は多岐にわたります。

  • 友禅

    布に模様を染める技法の一種で、日本で最も代表的な染色法です。その名は江戸時代の京の扇絵師である宮崎友禅斎に由来します。

  • 絞り染め

    布の一部を縛るなどの方法で圧力をかけ染料が染み込まないようにすることで模様を作り出す模様染めの技法の一種です。

  • 型染め

    日本で幅広く行われた独特の手法で、非常に細かい模様を彫った小紋や、中くらいの模様を彫った中型や唐草はその代表です。

  • 更紗

    インド起源の木綿地の文様染めの製品あるいはその影響を受けてアジアやヨーロッパなどで作られた類似の文様染め製品です

  • 藍染

    藍を染料として用いた染物です。薄い段階では緑みを帯び、だんだんと濃くなるにつれ、紫みを帯びます。

4.染め着物についての歴史

日本において、奈良時代には既に絞り染めで模様染めをすることがあったとされています。それは奈良時代の貴重品が収蔵されている正倉院に絞り染めの技法を用いた正倉院裂があることからも分かります。その後、室町時代から安土桃山時代にかけて技術は発展を遂げ、「辻が花」が生まれました。また、江戸時代に入ると友禅染をはじめとしたさまざまな染色技術が確立され、伝統として今も受け継がれることになります。

5.染め着物の買取査定ポイント

作品の状態が重要な査定ポイントです。シミや汚れ、カビなどがあるとその分査定評価はマイナスとなってしまうので査定前に必ずチェックすることをおすすめします。また、箱や共布、保存袋などの付属品が残っているか、証紙や証明書、鑑定書などそのものの価値を証明するものはあるかどうかによっても査定額は変わっていきます。それ以外にも、有名作家や人気の作品かどうかも重要なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 付属品は残っているか(箱や共布、保存袋など)
  • コンディションがよいか(シミや汚れ、カビなどがないか)
  • 人気の作品かどうか
  • 価値を証明するものがあるか(証紙や証明書、鑑定書など)
  • 有名作家の作品かどうか
  • 素材は何でできているか

6.染め着物の取引相場価格

染めの取引相場価格は、コンディションは良好か、作者が有名であるか、素材は何でできているかなどの要因で大きく異なってきます。例えば、2代目由水十久が手掛けた本加賀友禅の色留袖には約35万円の値が付けられました。こちらはサイズが身丈161cm、桁67.5cm、袖丈49cm、後幅32cm、前幅26cm、素材は正絹、状態は良好で、愛らしい子供が印象的な一品でした。また、辻が花の訪問着には約20万円の値が付けられました。こちらは訪問着のサイズが身丈175cm、桁66.5cm、袖丈48cm、前幅23cm、後幅29.5cm、長襦袢のサイズが身丈136.5cm、桁66cm、袖丈47.5cm、前幅28cm、後幅32cm、スレや汚れなどが若干見られる状態で、それぞれ施された文様が見事な一品でした。

7.染め着物の買取についてのまとめ

染めとは、白い糸で生地を織った後に染めることです。この方式でつくられた着物は 染めの着物と呼ばれます。織の着物と比較されることが多いですが、染めの着物は正式な場所で着る礼服として作られるものがあるため、一般的には格の高い着物として扱われます。素材にも高級なものが使われていることが多いため、買取の際には高値が付くこともしばしばあります。もし染めの着物や帯をお持ちであれば、ぜひ査定に出してみてください。ものによっては高額で買取できるかもしれません。

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