藍染(あいぞめ)の買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.藍染を売りたいお客様へ

藍染とは藍を染料として用いた染物のことを指します。藍染は薄い段階では緑みを帯び、濃くなればなるほど紫みを帯びるとされています。明治初めに来日した科学者のロバート・ウィリアム・アトキンソンは町中に見られる藍色を「ジャパンブルー」と呼んで称賛したと言います。そんな藍染ですが、買取市場でも一定の需要を誇り、人気が高いとされています。

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2.藍染ついての解説

藍染のための染料はタデ藍を発酵させて作ります。その際には藍玉を用いることが多いとされています。藍染はその名前のように藍色の染色を行うことができ、色があせにくいという特色があります。また、藍染を行った布は、消臭効果や虫除け効果などが付与されると言われています。

3.藍染の主な種類

藍染は現在さまざまな地域で手掛けられていますが、それぞれの地域の藍染は手法等が異なります。徳島県が特に一大産地であり、それ以外にも埼玉県羽生市や加須市、宮城県栗駒町が有名です。

  • 阿波藍

    徳島県(阿波国)で行われる藍染を指します。徳島藩の保護奨励策によって隆盛し、日本の藍染市場を席巻した歴史があります。

  • 阿波正藍染

    深みのある色を醸し出すのが特徴であり、防虫効果がある独特な香りも、四季を経るごとに味わいが増していくとされています。

  • 武州正藍染

    埼玉県羽生市や加須市で生産される藍染の一種で、藍の葉から取った染料を自然発酵させて染めるのが特徴です。

  • 笠間藍染

    主に大和山間地方で発展した藍染の一種です。今では奈良県の伝統工芸品に指定されています。

  • 栗駒正藍染

    宮城県栗駒町で生産される藍染で、奈良時代に行われていた自然の染色法を用いて作られます。

4.藍染の歴史

藍自体は人類最古の染料とも言われ、世界各地で使われてきた歴史があります。日本にはおよそ1500年前に中国から朝鮮を経由して伝来しました。平安時代までは上流貴族や宮廷が着用する高貴な色と位置づけられていて、正倉院などにも衣類が多く保管されています。藍が庶民の間で流行したのが江戸時代と言われています。着物や作業着、のれんなど江戸の町は藍色の町として栄えました。

5.藍染の買取査定ポイント

まず重要なポイントが作品の状態です。シミや汚れ、カビなどがあるとその分査定評価はマイナスとなってしまうので査定前に必ずチェックすることをおすすめします。また、箱や共布、保存袋などの付属品が残っているか、証紙や証明書、鑑定書などそのものの価値を証明するものはあるかどうかによっても査定額は変動します。

代表的な査定ポイント
  • 付属品は残っているか(箱や共布、保存袋など)
  • 保存状態がよいか(シミや汚れ、カビなどがないか)
  • 有名作家の作品かどうか
  • 人気の作品かどうか
  • 価値を証明するものがあるか(証紙や証明書、鑑定書など)
  • 素材は何でできているか

6.藍染の取引相場価格

藍染の取引相場価格は作品の状態や素材などで変わってきます。例えば、とある正藍染の単衣着物には約30万円の値が付けられました。こちらはサイズが身丈165cm、桁69cm、袖幅49cm、後巾30.5cm、前巾24cmの新品の状態で、藍色の色合いが美しい一品でした。また、19代佐藤昭人が手掛けた花織の訪問着には56,000円の値が付けられました。こちらはサイズが身丈156.5cm、桁62.5cm、袖丈48cm、前幅23.5cm、後幅29.5cmで、深く濃い藍色が染められた見事な一品でした。

7.藍染の買取についてのまとめ

藍染とは藍を染料として染めたものです。古くから日本でも藍染の衣類が使用されてきました。その魅力は年月が経つほど落ち着き鮮やかな色が映えるところにあり、年代物の藍染は人気があります。藍染の着物をお持ちでしたら、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

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