武州正藍染(ぶしゅうしょうあいぞめ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.武州正藍染を売りたいお客様へ

武州正藍染は、剣道着や作務衣などで馴染みのある、藍染めの綿織物をいいます。埼玉県の羽生付近で江戸時代から、日常着などを手作りした中で、この武州正藍染めの技術が生まれました。藍を先染めした民芸調の風合いがとても魅力あるということで、現在はこの生地を生かしたジーンズやリュック、その他小物に用いられている染め織物です。状態が良ければ、中古でもリメイク用に需要があるため、高く査定されそうです。

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2.武州正藍染についての解説

武州正藍染は、天然自生の藍からとった染料を自然発酵させて染める技法をいいます。埼玉県の羽生市ほかで行われているその技は、武州正藍染として埼玉県の無形文化財に指定されています。武州正藍染の特徴は、糸を先染してから織るものが大半を占めることです。手作業で糸をほぐしながら、染めの状態を確認して染めます。そうすると糸が芯から染まり、温かみのある自然な縞を生みます。丈夫で実用性に優れているという点から、現在の剣道着の約八割は、武州正藍染が使われています。糸を先に手染めするのは、手間がかかるものですが、手染めならではの民芸調の美しさや、洗うほど色が抜けていく色味の風合いが魅力です。剣道着や作務衣のほか、ジーンズやリュック、手ぬぐい、座布団やランチョンマットなど暮らしの様々なものに用いられています。

3.武州正藍染の歴史

武州正藍染めの技法が埼玉県の羽生市付近に伝えられたのは、江戸時代の天明年間(1781年〜1789年)のことでした。羽生市付近は昔、武州と呼んだ地域だったため、武州正藍染めの名がつきました。羽生中心とする埼玉県北部は、江戸時代に綿の産地でした。また利根川流域では、藍が盛んに栽培されていました。この綿と藍の生産地だったため藍染がさかんになった理由だと言われています。江戸時代後期ごろ、付近の農家の女性たちは家族の衣服を作るために染めていた染め技法が、200年以上も続く武州正藍染めの元になっています。武州正藍染は埼玉県の伝統工芸品に指定され、2008年に地域ブランドとして商標登録されました。

4.武州正藍染の買取査定ポイント

一番は、本物の武州正藍染かどうかが重要です。武州織物工業協同組合の証紙があれば、見分けがつきやすくなるでしょう。もちろん作品の状態も重要なので、保管の際には気を付けましょう。

代表的な査定ポイント
  • 本物の武州正藍染かどうか(武州織物工業協同組合証紙があれば尚良し)
  • 老舗織元かどうか(小島染織や石織商店などのもの)
  • 保存状態は良好か(変色や生地のほずれがないか、箱が残っているかなど)

5.武州正藍染の取引相場価格

武州正藍染は剣道着や普段着に使われることが多くなり、着物の作品はほぼみられることはありません。普段使い用の作品が多くなってきているので、その値段も手の取りやすい金額に落ち着いています。例えば、武州正藍染の剣道着はネットオークションにて32,500円で取引されました。他の作品も平均的に1~2万円前後で取引がされていました。

6.武州正藍染の買取についてのまとめ

武州正藍染は、しっかり芯まで染め上がる染め方で、次第に洗うほど色が抜けるその風合いが魅力的なため長く愛されてきた染め織です。剣道着や作務衣で良く知られています。現在はインテリアや小物洋服など、織元によって幅広い作品が制作されています。また、従来の武州正藍染にも根強いファンは多く、使用感少なめなお品は高い値がつく可能性があります。

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