由水 十久(ゆうすい とく)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.由水 十久(ゆうすい とく)の着物作品を売りたいお客様へ

由水十久は加賀友禅の代表的な作家です。日本だけではなく海外でも個展を成功させる等、加賀友禅業界で輝かしい功績を修めたことから人間国宝に選ばれています。由水十久の作風で個性的なのは幼い子供、童子の絵を制作物に模様として用いていることです。加賀友禅は草花等の自然物を模様とするのが一般的ですが、由水十久はあえて難易度が高いと言われる人間を模様とすることで物語性を感じさせる親しみ深い表現を確立しました。由水十久作品はコレクターや加賀友禅愛好家からの評価も高く、点数の少ない稀少な品物ならば状態次第では高値買取が望めます。

このページの目次

2.由水 十久の着物作品についての解説

由水十久が作品に童子の絵を用いるのは、人物画を好んだ影響とも言われています。描かれる童子は多くの場合目が細めでおちょぼ口、中国風の髪型というような風貌で作品毎に可愛らしい姿やコミカルな姿を見せるのが特徴です。髪の毛一本一本から服の質感までしっかり描きあげるその様はまさに職人芸と言っても過言ではないでしょう。ボカシや虫喰いといった加賀友禅の伝統技法を用いながらも個性豊かな作品を世に遺しました。由水十久は今日まで登場した加賀友禅作家の中でも特に著名な部類に入るため、作品を求めるファンやコレクターも少なくありません。

3.由水 十久の経歴や着物作品の特徴説明

由水十久は1913年に石川県金沢市で生まれました。1927年頃には京都で紺谷静蕉の門下として友禅染めを学び1938年に独立、その後金沢に帰郷し仕事を始めます。精力的な制作活動を続けていたため1966年頃には日本各地で個展を開催するほどの人気を獲得していました。当時は加賀友禅界を牽引する存在として加賀染振興協会の理事も務めています。1978年にもなるとその輝かしい功績が評価され石川県無形文化財加賀友禅技術保存会会員に選出されました。その後も染め絵集を販売したり、海外から招かれて個展を行う等魅力ある活動が話題を呼びましたが1988年に惜しまれつつ死去しました。現在は由水十久の長男である由水煌人氏が二代目由水十久としてその名を守り続けています。

4.由水 十久の着物代表作品の紹介

  • 本加賀友禅訪問着『飛鳥』
  • 本加賀友禅留袖『童舞』

5.由水 十久の着物作品の買取査定ポイント

由水十久の作品には真作の証として加賀染振興協会による加賀友禅手描技術登録者落款が行われており、こちらの有無も買取金額に影響します。初代由水十久の落款は四角形で、二代目由水十久の落款は六角形というようにそれぞれの代で落款が異なるので、由水十久の作品を所持している方は是非確認してみてください。また、品物の保存状態や付属品の存在も買取査定で考慮されます。

代表的な査定ポイント
  • 真作かどうか(証明できる付属品等もあれば買取金額が上がりやすい)
  • 品物の状態が良好かどうか
  • 丈の調節等仕立て加工の有無(未使用未加工は価値が付きやすい)

6.由水 十久の着物作品の取引相場とは

取引相場価格は由水十久本人の作品かどうかや保存状態、付属品の存在によって変化します。例えば由水十久作の訪問着と帯のセットは18万6千円の値が付けられました。 こちらは、身丈158cm裄周り63cm袖幅32cm袖丈49cm、後巾29cm前巾23.5cmといったサイズの作品で訪問着には飛鶴と松林が描かれ、帯には鯉のぼりと由水十久が得意とする童子が描かれています。多少シミや襟跡が見られますが、全体的な美しさが損なわれていないため比較的高値での取引となりました。また、由水十久が図案を作成したお太鼓柄の袋帯は約2万9千円の金額が付けられました。こちらは長さ約440cm前後、幅約31cmで長嶋成織物謹製の本金箔があしらわれた一品を、リサイクルし新たに仕立てたものです。唐子の無邪気な姿と鮮やかな紅葉が織られている見ごたえある作品で締め跡が残っているものの保存状態は良好でした。

7.由水 十久の着物作品の査定依頼をしたお客様の声

香川県にお住まいのU.S様

  • 問い合わせ方法:LINE
  • お問い合せ地域:香川県

U.S様が査定をした理由

私は数年前、古い知人から長年お世話になったお礼にと、加賀友禅という高価そうな着物をいただきました。知人は着物全般のコレクションを趣味にしており、唐突にコレクションの着物を知り合いにプレゼントするという太っ腹な人物です。私や妻は、着物に疎く、価値があるのかないのか無頓着でした。「このまま所有していても使用機会がないのなら」と買取査定を検討するようになりました。そもそも値が付くものなのか知りたくまりました。

U.S様がSATEeeeを利用した感想

幾つかの買取査定サイトを調べる中で、LINE査定という文字に目が止まりこちらのLINE査定に連絡してみました。買取査定は初めてで、面倒なことが多いだろうと高を括っていましたが、予想に反してとても簡単でした。私が依頼した着物は「加賀友禅」の証紙が付いており、作家は「初代由水十久」という人間国宝の作品でした。かなり高額の買取査定となり、大変驚きました。さすがにそのまま買い取ってもらうわけにはいかず、知人に相談してよく検討したいと思います。今回は所有している着物の価値がわかっただけも大変満足しています。

東京都にお住まいのY.T様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:東京都

Y.T様が査定をした理由

私の父は加賀友禅に魅せられ、長年コレクターとして収集していました。数年前父は他界し、私がコレクションを引き継いだのですが、手入れなどが手間で買取査定を検討するようになりました。父が大切にしていたコレクションを買取査定に出すのは、断腸の思いではありましたが、「良いものであれば必要としている人が他にいるはずだ」という思いもあり、こちらのサイトに電話で相談することにしました。

Y.T様がSATEeeeを利用した感想

電話で担当者の方は丁寧に対応してくださいました。今回は父のコレクションを全て買取査定していただき、その中から売却を検討することにしました。査定結果の中でとくに驚いたのは人間国宝の「由水十久」の作品が含まれていたことでした。証紙などの付属品も揃っており、高額査定の提示をいただきました。ほかの加賀友禅も概ね高値の査定となり、じっくり検討してから、売却したいと思います。

滋賀県にお住まいのK.S様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域:滋賀県

K.S様が査定をした理由

私の母は和装が好きで、とくに加賀友禅を好んでいました。着物のメンテナンスも母にとっては趣味の一環で、作家物の芸術品を鑑賞する時間が何よりも楽しい時間だと言っています。そんな母から先日、着物の買取査定がしたいという相談を受け、売却してしまうのかと驚きました。聞くと現状の価値を把握しておきたいとのことで、売却目的ではないということでした。幾つかの買取査定サイトを母に伝え、あとは母に任せることにしました。

K.S様がSATEeeeを利用した感想

母は幾つかの買取査定サイトの中から、自分に合っていそうなこちらのサイトにメールで連絡を取り、所有している加賀友禅の査定を依頼しました。手入れが行き届き、どれも元々高価な着物だったため、査定額は高値を付けていただいたそうです。幾つかの加賀友禅は、そのまま買い取っていただき、母は大変満足していました。あとで母から聞いたのですが、作品の中には「由水十久」が手掛けた着物も含まれており、こちらは群を抜いて高額だったようです。

8.由水 十久の着物作品の買取査定まとめ

由水十久は加賀友禅業界の巨匠です。おちょぼ口やつり目が特徴的な童子絵を模様とする制作を行い、当時の加賀友禅業界に斬新さと衝撃を与えました。国内国外問わず幅広い地域で作品を発表したため、海外にもファンが存在する作家となっています。その輝かしい功績から人間国宝に推挙された由水十久の作品は現在もコレクター需要が高く、本人が手がけた作品で状態の優れたものは高値で取引されることも珍しくありません。

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