田畑 喜八(たばた きはち)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.田畑 喜八の着物作品をお持ちの方へ

田畑喜八は京友禅の染匠の名です。代々名が受け継がれ、現在は5代目が当主を務めています。田畑喜八のつくる京友禅の織物は、大胆で格調高く、美術品としても楽しめる作品となっています。現代の美意識を踏まえ研究を続ける姿勢は、いつの時代にも愛される織物づくりに活き、多くのファンに愛されています。

このページの目次

2.田畑 喜八の着物作品についての解説

田畑家は手描友禅染匠の名家であり、田畑喜八とは明治から受け継がれる染匠の名で、当代は5代目にあたります。5代目田畑喜八は、代々からの作品づくりにおける精神や技術を受け継ぎ、手業による作品づくりにこだわった京友禅を制作してきました。京友禅とは、京都で古くから伝わる、花鳥風月の世界観を描く色鮮やかな織物です。田畑喜八の、ダイナミックな図案を少ない色数で仕上げた作品は、非常に技巧的であり力強い印象を受けるものとなっています。また、着るだけでなく見るものでもある着物を目指す田畑喜八は、その人に似合う着物づくりにこだわりを見せてきました。80歳を超えた今なお作品研究に励み、流行色や現代的美意識などを知るためデパートの化粧品売り場を訪れると言います。ライフワークとして茶屋辻染めも手掛ける田畑喜八は、優雅で芯のある作品を作り続けています。

3.田畑 喜八の経歴や着物作品の特徴説明

5代目田畑喜八は、1935年京都の染匠の家系に生まれました。大学は早稲田大学の文学部に進み、卒業後は京都市立美術大学日本画科に進学、その後実家である田畑染飾美術研究所に入所します。作品づくりを始めた田畑喜八は、1971年に株式会社田畑染飾美術研究所を設立し、作品展などを積極的に開催します。1995年には5代目田畑喜八を襲名すると同時に、田畑染飾美術研究所の代表取締役社長に就任しました。彼の生み出す素晴らしい作品は高い評価を受け、2000年には伝統工芸品産業功労者褒賞を、2006年には旭日双光章を受賞し、80歳を超えた今なお精力的に活動しています。

4.田畑 喜八の着物代表作品の紹介

  • 友禅一越地訪問着「波」(1955年)
  • 一越縮緬訪問着秋晴れ(1956年)

5.田畑 喜八の着物作品の買取査定ポイント

田畑喜八の買取査定では、第一に田畑喜八の本物の作品であることが重要です。本物であることを確認するためには、落款や証紙など付属品の有無が重要です。また、保存状態も大切で、美品であるほど評価は高くなります。さらに、サイズや素材によっても査定は変わります。

代表的な着物作品の査定ポイント
  • 本物であること
  • 落款や証紙の有無
  • 保存状態
  • サイズ
  • 素材

6.田畑 喜八の着物作品の取引相場とは

田畑喜八の作品は幅広い価格帯で取引されており、高値が付く例もよく見られます。例えば、浜ちりめん手描き友禅の訪問着には、211,000円の値が付きました。こちらは薄いピンク色に藤の花が大胆に描かれた上品な織物で、落款入りの着物でした。また、金駒刺繍入りの訪問着は150,000円で取引されています。こちらは丈が163cm、裄が67.5cmのグレーの地に帆船と松などが描かれたシックな印象で、やや汚れのある中古品でした。

7.田畑 喜八の着物作品の買取査定まとめ

田畑喜八は京友禅を手掛ける著名な染匠です。代々家系に引き継がれる精神と技法に現代的美意識を加え、力強く品格のある作品を多数生み出してきました。素晴らしい技術で高い評価を受ける田畑喜八は、現在も作品づくりを続けています。その作品は非常に技巧的であり人気が高く、買取においては高額査定となる可能性もあります。