平良 敏子(たいら としこ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.平良 敏子の着物作品をお持ちの方へ

平良敏子は沖縄の染織家で、「芭蕉布」の技術における人間国宝でもあります。沖縄の伝統的な織物である「芭蕉布」を追求し、伝統に斬新性を取り入れた彼女ならではの感性で、多くの作品を生み出しました。平良敏子の作品は非常に価値が高いものとして、愛好家にも注目されています。

このページの目次

2.平良 敏子の着物作品についての解説

平良敏子は、沖縄県大宜味村出身の染織家です。沖縄伝統の「芭蕉布」と呼ばれる通気性と肌触りに優れた着物を手掛けました。「芭蕉布」は古くから沖縄で生産されてきた繊細な織物ですが、平良敏子は伝統性の中に独自の新しい要素を加え、現代的な「芭蕉布」作品を生み出しました。バッグやネクタイなどの小物も制作し、着物だけにとらわれずに作品づくりを行いました。こういった取り組みにより平良敏子は2000年に「芭蕉布」の重要無形文化財保持者に認定されました。もともと芭蕉布は全体的に価値が高い織物として知られますが、中でも平良敏子の作品はより高い評価を受けています。

3.平良 敏子の経歴や着物作品の特徴説明

平良敏子は1921年沖縄県大宜味村喜如嘉(おおぎみそんきじょか)に誕生しました。裕福な家庭に育ったものの、世界恐慌の影響を受け家業が廃止になり、自身でも仕事を始めます。第二次世界大戦時には、岡山県の倉敷にて、女子挺身隊の一人として飛行機の組み立てに携わりました。そこで倉敷紡績の大原総一郎社長に出会ったのをきっかけに、倉敷民藝館の外村吉之介の元で織物を学ぶことになります。1946年に沖縄に戻ってからは、本格的に「芭蕉布」の制作を始め、さまざまな作品を生み出し研究を重ねました。1963年には工房を設立し、個展も開催、文化庁から表彰を受けるなど、その腕前は広く知られるようになります。2000年には「芭蕉布」の重要無形文化財保持者として人間国宝に認定、2002年には勲四等宝冠章も授与され、90代後半の現在も現役で活動しています。

4.平良 敏子の着物代表作品の紹介

  • 藍地絣芭蕉布(1973年)
  • 芭蕉布着尺「コーシ絣」(1991年)
  • 芭蕉布着尺「色違い十字トゥイグワー」(1995年)

5.平良 敏子の着物作品の買取査定ポイント

平良敏子の作品は、保存状態が大きく査定を左右します。また、平良敏子の作品は非常に高い価値を持つとされているため、本物であることがわかる証紙や落款、箱の有無なども重要です。

代表的な着物作品の査定ポイント
  • 保存状態
  • 本物かどうか
  • 証紙・落款・箱の有無

6.平良 敏子の着物作品の取引相場とは

平良敏子の作品の価値は非常に高く、高額取引となる例も珍しくはありません。例えば、芭蕉布の未使用着物は、1,000,000円で取引されています。こちらは着丈158cm、裄63cmで、証紙付き、しっかりとリキがある状態の良いお品でした。また、同じく芭蕉布の着物に461,000円の値が付いたこともあります。こちらは着丈161.5cm、裄66cmの中古品ですが状態の良いお品でした。

7.平良 敏子の着物作品の買取査定まとめ

平良敏子は「芭蕉布」の第一人者として知られる沖縄出身の女性染織家です。戦後間もなくから織物を学び、長きに渡り研究・制作を続け、上質な作品づくりを続けてきました。「芭蕉布」の技術においては人間国宝にも認定され、彼女の作品は高く評されています。そのため、平良敏子の作品は状態によっては非常に高額での査定となる可能性もあります。