龍村 光峯(たつむら こうほう)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.龍村 光峯の着物作品をお持ちの方へ

龍村光峯は、染織家家系に生まれた織物美術家です。「錦」織物の制作の他、古代織物の保存を重要視し、「古代裂」の復元を行ったことでも知られます。龍村光峯は国内外で展覧会を開催したり、講演活動を行ったり、本を執筆したりと、多岐に渡る活動を行い、芸術界に深く貢献しました。作品、功績ともに高く評されています。

このページの目次

2.龍村 光峯の着物作品についての解説

龍村光峯は京都出身の織物美術家です。祖父に染織家である初代龍村平蔵を、父に2代目龍村平蔵を持ち、実家は龍村平蔵織物美術研究所という織物工房でした。龍村光峯は、豪華絢爛な装飾で知られる「錦」織物を中心に手掛け、伝統織物や記念品などを制作しました。精巧で多彩な作品は、国内だけでなく海外でも展覧会を行ったこともあり、世界中で高く評されています。

3.龍村 光峯の経歴や着物作品の特徴説明

龍村光峯は1946年、2代目龍村平蔵の元に生まれました。染織家の家系であったため織物に親しんで育ち、大学は早稲田大学文学部に進学、卒業後は国際交流基金事業部展示課に勤めました。1976年には家業を継ぐため帰京し、龍村平蔵織物美術研究所の代表取締役に就任し、錦作品の制作や古代織物の研究に励みます。1994年には日本伝統織物保存研究会を設立し理事長に就任するなど伝統技術の保存に尽力し、2000年には日本伝統文化振興賞を、2002年には全税共地域文化賞を受賞しています。その後は国内外で個展を開催し、シンポジウムや講演会にも多数参加、著書も執筆し活躍しましたが、2019年3月に逝去しています。

4.龍村 光峯の着物作品の買取査定ポイント

龍村光峯の作品を査定するには、まず作品の保存状態が重要です。当然、状態の良いものであれば評価は高くなり、シミや汚れなどが見られるようなものになると、評価は下がります。また、龍村光峯のような有名な作家作品になると、贋作が出回る可能性もあるため、本物であることも条件となります。これを見極めるためには、落款や証紙、付属品の有無が役立ちます。さらに、何の素材でできているかというのも注視されるポイントです。

代表的な着物作品の査定ポイント
  • 保存状態
  • 本物であること
  • 落款の有無
  • 証紙の有無
  • 付属品の有無
  • 素材

5.龍村 光峯の着物作品の取引相場とは

龍村光峯の作品はあまり多く出回ってはいませんが、幅広い価格で取引されています。取引の例としては、牡丹唐草の袋帯に37,055円の値が付いています。こちらは長さが460cm、幅が31cmで、茜地に大きな牡丹の模様が帯芯がなく糸ツレや締め後が見られる中古品でした。また、獅子丸金襴の袋帯は12,000円で取引されています。こちらは長さ396cm、幅31cm、抹茶のような緑地に金糸が美しい、状態にも優れた正絹の中古品でした。

6.龍村 光峯の着物作品の買取査定まとめ

龍村光峯は「錦」作品を手掛けた織物美術家です。華やかで精緻な織物を生み出し、国内はもちろん海外でも好評を博しました。また、古代織物の研究や継承に尽力し、復元に力を入れた人物でもあり、さまざまな活動の中で芸術界に大きく貢献しました。龍村光峯の作品は評価が高く、状態によっては高額査定となる可能性もあります。