スワトウ刺繍(すわとうししゅう)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.スワトウ刺繍を売りたいお客様へ

スワトウ刺繍とは、中国広東省東部の汕頭で誕生した刺繍のことです。ヨーロッパ刺繍と中国古来の刺繍を融合したエキゾチックな雰囲気は、日本の着物に施しても上品な味わいを生みます。スワトウ刺繍を施した着物は、礼装用にも着用でき、広い範囲でおしゃれに着こなせます。高度で繊細な技術と手間のかかるスワトウ刺繍の着物は、高い評価を得ています。

このページの目次

2.スワトウ刺繍についての解説

スワトウ刺繍は、中国広東省東部の汕頭(すわとう)で発展した刺繍です。蘇州刺繍、相良刺繍とともに中国三大刺繍の一つです。中国刺繍は3000年の歴史がありますが、スワトウ刺繍は19世紀キリスト教宣教師がヨーロッパ刺繍の技術を伝え、それをもとに進化した刺繍といわれます。生地を切り取り、糸を引き抜いて、透かしを入れて刺繍するのが特徴です。この西と東の文化が融合したエキゾチックなスワトウ刺繍を施した着物は、訪問着や付下げと同様に礼装にもなる着物とされ、結婚式から入学式、趣味の集まりなど幅広い場所で着こなせます。

3.スワトウ刺繍の歴史

中国刺繍の歴史は約3000年も前に遡りますが、スワトウ刺繍は1858年に天津条約が締結されたのをきっかけに誕生します。天津条約締結後、中国広東省の汕頭も開港し、当時キリスト教布教に来た宣教師によって、ヨーロッパ刺繍の技術が伝わりスワトウ刺繍が生まれました。以降、港湾都市として栄えた汕頭からスワトウ刺繍は各国に輸出されます。日本では大正から昭和にかけて、スワトウ刺繍技術が着物に施されるようになったと思われます。

4.スワトウ刺繍の買取査定ポイント

スワトウ刺繍の職人によって生産されたものかが重要です。証紙などがあると確実でしょう。もちろん、作品の状態も非常に重要なので、ほつれがないように保管には気を付けましょう。

代表的な査定ポイント
  • 織元や呉服屋が明確かどうか
  • 刺繍糸が正絹かどうか
  • 保存状態は良好か

5.スワトウ刺繍の取引相場価格

相場価格は状態が良いか、どこの工房が生産者かによって大きく異なります。例えば、黒地総スワトウ刺繍訪問着は、76,000円の値がつきました。こちらは金糸による若松菱の古典文様が裾まで刺繍された、正絹100%の身丈169cm、裄丈68cmのしつけ付きのお品です。スワトウ刺繍単衣の訪問着は、73,000円の値がつきました。水色地に雲取り吉祥文様が刺繍されている上品なお品です。若干薄い汚れがある正絹100%のもので、大きさは身丈161cm、裄丈65cmです。

6.スワトウ刺繍の買取についてのまとめ

スワトウ刺繍は、生地を切り取り透かしを作って刺繍していくのが特徴です。中国広東省の汕頭で誕生した異国情緒あふれる刺繍を、着物に施したものです。おしゃれ着物にも礼装用にも着こなせます。スワトウ刺繍を施した着物は、日本の伝統的な着物とひと味違う味わいがあり、着物通に好まれる着物ですので、状態が良ければ高い値で取引されそうです。