高額査定のテクニック

高額査定となるためには、買取業者がどの部分を査定時に見るのかと、それに合わせて査定時にみる必要がる部分の写真を撮影する事が重要となってきます。品物のお写真を撮影する際に参考にして頂けますと幸いです。

買取業者が査定時に見る部分

着物の査定において、買取業者が着目するポイントがあります。査定のポイントをきちんと理解しておくと、買取価格の目安が立てやすくなります。

1つ目の見る部分:着物の種類や柄や色

1つ目の見る部分:着物の種類や柄や色

着物の価値では「着物の種類」「柄や色」「生地の質」が重視されると言われております。その他には、流行から外れた人気のない色や柄の着物の査定額は一般的に低くなる可能性があると想定されます。

2つ目の見る部分:作家名・作品名・ブランド名

2つ目の見る部分:作家名・作品名・ブランド名

落款・作家名・作品名・証紙は高額査定の条件です。人間国宝など有名な作家、加賀友禅、京友禅、越後上布などの有名産地の着物は高額査定につながりやすいです。

3つ目の見る部分:保存状態

3つ目の見る部分:保存状態

着物は保存状態の良し悪しが査定金額を左右します。シミや色落ち、汚れ、虫食い、カビなどがあると価値が目減りします。新品や未着用、着用回数が少ないものは一般的に査定額が高くなる傾向にあります。

高額査定となる為の写真撮影方法

高額査定を狙うなら、買取業者が査定をしやすいように写真の撮影を工夫する必要があります。写真だけで正確な査定を行うためには、以下のポイントを確認しておきましょう。

1枚目の写真:着物全体が分かる様に撮影

1枚目の写真:着物全体が分かる様に撮影

焦点を合わせて、着物全体が映るように撮影します。ピントがボケているものや暗い写真、明るすぎる写真は正しく評価ができないので注意しましょう。畳んでいる着物や、広げている着物のどちらの撮影でも大丈夫です。

2枚目の写真:着物の落款を撮影

2枚目の写真:着物の落款を撮影

着物には作家の落款がありますので、落款のみをアップで撮影します。落款があることで作者や製作工房を特定でき価値を知ることができます。同じ落款が複数ある場合は、その内の1つのみの撮影で大丈夫です。

3枚目の写真:箱の作者名や落款を撮影

3枚目の写真:箱の作者名や落款を撮影

着物を収納する箱がありましたら、箱に記載されている作者名や落款を撮影しましょう。人間国宝など有名な作家が手掛けたことを証明することができると高額査定につながりやすいです。

4枚目の写真:柄や模様を撮影

4枚目の写真:柄や模様を撮影

柄や模様がはっきりと認識できるように撮影しましょう。加賀友禅、京友禅、越後上布、薩摩絣、丹波布、結城紬などは高評価です。なお、着物は実際に手に取って見てみないと適正な査定は難しく、写真が不鮮明である場合には査定ができない、お見積りが出せないこともございます。

5枚目の写真:シミや状態を撮影

5枚目の写真:シミや状態を撮影

シミや状態も該当箇所をアップで撮影してください。着物の場合はシミや色落ち、汚れ、虫食い、カビなどがあると価値が目減りします。また、絹は一見キレイでも、経年劣化するので注意です。状態をできるかぎりお伝えいただけるとより正確な査定金額を算出することができます。

6枚目の写真:保証書や付属品を撮影

6枚目の写真:保証書や付属品を撮影

証紙・保証書・付属品を撮影を撮影します。証紙とは着物の品質や産地を証明するものです。証紙があれば着物の信頼度は上がり、市場平均を上回る評価額になる場合もあります。付属品の有無によって数万円単位で査定額が上昇することもあるので、付属品があるものは必ず揃えて査定に出しましょう。