辻が花(つじがはな)の訪問着の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.辻が花訪問着を売りたいお客様へ

訪問着は、昼間の礼装となる女性の和服です。肩から裾に流れるような模様が描かれているのが特徴です。
辻ヶ花は室町〜安土桃山時代に発展しましたが、その後急速に姿を消してしまったため、「幻の染め」とされています。

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2.辻が花訪問着についての解説

辻ヶ花は元々は武士が鎧の下に着用する肌着の柄に用いられたとされていて、「藤」と「椿」を掛け合わせた架空の花です。戦国武将の上杉謙信や、織田信長の妹であるお市の方も、辻ヶ花の着物を愛用していました。当時のものとは作り方などが異なっているとはいえ、戦国武将などが好んでいた辻ヶ花が、現在でも訪問着として愛されているというのは、それだけ辻ヶ花が人々を魅了する素晴らしいものであることの何よりの証拠でしょう。

3.辻が花訪問着の歴史

辻ヶ花は室町時代から安土桃山時代に発展した染色です。当時は、小袖と呼ばれる着物に辻ヶ花が描かれていました。戦国時代のお姫様が辻ヶ花を着用している絵画も残されており、上杉謙信などの戦国武将もこぞって愛用していました。室町、戦国、安土桃山時代では、辻ヶ花は最高級の着物だったのです。
しかし、江戸時代になると辻ヶ花は姿を消し、友禅が主流となりました。

4.辻が花訪問着の代表作や作者

  • 京屋林蔵 京林
  • 久保田一竹
  • 桐屋 翠山工房
  • 吉野一廉

5.辻が花訪問着の買取査定ポイント

訪問着はシミやカビ、虫食いなどがあった場合は査定額が下がってしまうため、キレイな状態であることが大切です。また、使われている素材が正絹であり、保存状態が良く、かつ人気のブランドまたは作者の辻ヶ花訪問着の場合、価格が上がります。また、良質なシルクを使用し、高品質な縫法に定評のある百貨店ブランドの訪問着も高価格になることが多いです。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態
  • 生地の種類
  • 有名作家・ブランドまたは百貨店の訪問着

6.辻が花訪問着の取引相場価格

辻ヶ花振袖は、有名作家・ブランドのものであるか、保存状態がどのようになっているかによって、価格が異なります。
未使用品であり、保存状態の良い久保田一竹の訪問着であれば、6,697,080円です。
また、中古の京屋林蔵製結城紬地辻ヶ花訪問着は、162,000円です。

7.辻が花訪問着の買取についてのまとめ

マスコミでも「幻の染め」として取り上げられることが多い辻ヶ花ですが、1596年には豊臣秀吉が明国の使者へ、帰国時の餞別として辻が花を贈るなど、戦国時代の武将にとっては身近な着物の一種でした。
そんな辻ヶ花は、江戸時代には友禅にその存在意義を取って代わられたものの、その美しさから現在でも多くの女性に愛されています。特に、着用シーンが幅広い辻ヶ花訪問着は、中古であっても人気です。