樋口 隆司(ひぐち たかし)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.樋口 隆司の着物を売りたいお客様へ

染織作家である樋口隆司は、「湯揉み絹縮み」を生み出した人物です。そんな彼の独自の作品は、権威ある日本伝統工芸展に4度も入選しており、その芸術性と世界観を不動のものにしています。非常に人気の高い着物作家の一人です。

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2.樋口 隆司の着物作品についての解説

小千谷市出身の染織作家である樋口隆司の手掛ける作品は、絣(かすり)や縞(しま)を思いのままに操り、斬新なデザインを構築していく点にあります。さらにその色合いは、夏の着物にふさわしく、清涼感あふれる川や海を想起させるような、みずみずしいカラーリングで表現しています。彼の着想は「自然」、それに尽きます。自身が幼いころから育った小千谷の自然が作品の原風景になっているのでしょう。 小千谷縮の持つ伝統工芸の技を受け継ぎ、それをさらに昇華させたのが樋口隆司の真骨頂ともいえる「湯揉み絹縮」です。 麻を主体とした小千谷縮の技法を絹に応用したものですが、機能性はもとより、それを身にまとう人の心をとらえて離さない、格別な美しさがあります。作品ごとにタイトルがあるのも、それを手にする人の心をくすぐるのではないでしょうか。

3.樋口 隆司の経歴や着物作品の特徴説明

樋口隆司は昭和23年、新潟県小千谷市に生まれました。成蹊大学工学部を卒業後、小千谷の縮屋六代目として、「自然の美しさを織物で表現すること」をコンセプトに制作を開始します。その後、平成2年、第37回日本伝統工芸展に初入選を果たすと、染織展や工芸展でタイトルを獲得します。 平成16年には第51回日本伝統工芸展で4回目の入選を果たし、きもの染織作家の生涯の目標ともされる日本工芸会正会員に認定されます。認定後も彼の「こだわりぬいたものづくり」は続けられ、その作品はさらに円熟味を増していくにようになりました。

4.樋口 隆司の着物作品の買取査定ポイント

査定のポイントは第一に樋口隆司の作品であるかどうかにあります。第二に、彼のオリジナルである湯揉み絹縮みであるかどうかも、査定ポイントに挙げられるでしょう。作品のタイトルや作家の署名、保証書や鑑定書があれば、買取の際、大変有利です。また新品か、中古か、反物か仕立物かという点も査定のポイントとなります。

代表的な着物作品の査定ポイント
  • 樋口隆司本人の作であるか(証明書や鑑定書があればさらによい)
  • 作者の署名があるか
  • 作品のタイトルがあるか
  • 素材は何か(麻、絹のいずれか)
  • 保存状態の良し悪し(虫食い、汚れやしみなどがないか、包みが残っているかなど)

5.樋口 隆司の着物作品の取引相場とは

日本工芸会正会員で、重要無形文化財の小千谷縮の伝統技法を絹に取り入れ、オリジナル技法の湯揉み絹縮を駆使した彼の作品は人気が高く、新品で仕立て前の反物は250,000円以上という金額が当たり前のように提示されるほどです。
それほど樋口隆司の作品は芸術的にも評価が高く、愛好家の間では高値での取引が予想されます。
特に工芸展などで発表されるものは一点物のため、市場に出回る機会が極めて少ない上、ネットオークションなどでの取引きもほぼゼロに近いことから、着物買取専門店や一部の呉服店でのみ売買が行われているというのが現状です。
中古品でも状態が良ければ、高値がつく可能性もあります。

6.樋口 隆司の着物作品の買取査定まとめ

小千谷縮の振興と自身の作品について講演会などにも招かれる樋口隆司は、そのフレンドリーな人柄からファンクラブが結成されるほどです。着物道楽となれば、その名と作品を知らぬ人はいないでしょう。 特に彼の作品の代名詞とも言える湯揉み絹縮は、小千谷縮みの軽やかさをさらに上回り、風になびく羽衣のような、涼しげな仕上がりとなっています。日本伝統工芸展に4回入選した日本工芸会正会員の樋口の作品は高値で取引される可能性は大きいです。

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