本郷 大田子(ほんごう たいでんし)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!
1.本郷 大田子の着物を売りたいお客様へ
ぼかし染めを主役級に引き上げたのが初代本郷大田子です。彼が考案した染色技法「虹染」は、いくつもの色を布ににじませ色を重ね、絹に虹のような玉虫色を生みだす技法です。現在は二代目がそれを受け継ぎ、その優れた色彩感覚と繊細さによって、海外からも高い評価を受けています。
このページの目次
2.本郷 大田子の着物作品についての解説
虹染めを操る本郷大田子は、色彩のイリュージョニストと言っても過言ではないでしょう。穏やかな大河の流れを思わせるような、柔らかな色が絶妙なグラデーションで広がっていく生地は、光の当たる方向によって虹色に輝くのです。それは玉虫やモルフォ蝶の持つ構造色のように、多面的で立体的な美しさを放ちます。その美しさは日本のみならず、海外でも絶賛されました。ぼかし染めを主役にしたこの虹染めを世界的に広めたのが、二代目本郷大田子なのです。
3.本郷 大田子の経歴や着物作品の特徴説明
1942年、京都に生まれた二代目本郷大田子は日本画家である水田慶泉氏に師事し、大田子草堂塾にて染色を学びます。1969年には銀座ソニービルで初の個展「リズムのなかの色と形」を開催し、染色家としてデビューします。その後、国内で個展を開催し、その独特な彩色美で名を知られるようになります。
その後、海外へ目を向けるようになり、1979年にはパリ国際会議場にあるパレデコングレパリで「キモノ&ドレープ」を発表します。これを皮切りに海外での発表が増えていくのです。
1986年には二代目本郷大田子を襲名し、名実ともに虹染めのパイオニアとなります。その後も精力的な制作活動を続け、数々のコンテストで受賞を重ねる一方、海外を視野に現在は上賀茂神社の境外摂社、大田神社の近くで創作活動を続けています。
4.本郷 大田子の着物作品の買取査定ポイント
査定のポイントはまず本郷大田子の作品であるかどうかにあります。虹染めは彼の代表的な技術なので、それが最大の査定ポイントと言えるでしょう。本郷大田子の落款には違いがあり、「大田子そめ」なのか「大田子作」なのかで評価も違ってきます。 このほか本郷大田子の署名や裏書、保証書や鑑定書は、買取の際に非常に有効になってきます。
代表的な着物作品の査定ポイント- 本郷大田子の真作であるか(落款の有無を確認)(証明書、鑑定書があればさらによい)
- 本郷大田子の署名があるか
- 素材は何か
- 保存状態は良いか(虫食い、汚れやしみなどがないか、包みが残っているかなど)
5.本郷 大田子の着物作品の取引相場とは
本郷大田子の作品は、最近のネットオークションでもよく見かけます。入札開始価格が1,000~2,000円のぼかしの小紋や名古屋帯から、仕立て前の羽織など、オークション開始価格が50,000円を超えるものなど、さまざまです。いずれも入札開始価格がその値段になるので、入札開始価格が高いものは落札価格が高値に達する可能性もあります。
オークションでも人気があり高値が予想されるものは新品、または中古でもかなり状態の良いものです。そのため、作家の落款や証明書があるからといって保存や管理を怠ることのないようにしておく必要があります。
6.本郷 大田子の着物作品の買取査定まとめ
虹染めの第一人者である本郷大田子の功績は、着物の染めを世界的に広めた点にあります。海外で開かれた個展は、虹染めの可能性を着物からkimonoへと、大きく開いた瞬間でした。
これまでわき役だったぼかし染めはいまや主役となり、本郷大田子のファンは多く、美品であれば高値での取引が期待できます。
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