甲田 栄佑(こうだ えいすけ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.甲田 栄佑の着物作品をお持ちの方へ

甲田栄佑は明治から昭和にかけて活躍された着物作家です。「仙台平(せんだいひら)」の技法を身につけておりました。仙台平は、宮城県の特産着物のことです。仙台平は、主に男性の袴に使われることが多く、「袴生地の最高級品」としても親しまれてきました。美しい光沢とハリが特徴のしっかりした生地で、舞台衣装などにも使用されています。甲田栄佑は、すでに無くなっていますが、息子の「甲田 綏郎(こうだ よしお)」が後を引き継ぎ、親子2代にわたって「重要無形文化財」の保持者になりました。

このページの目次

2.甲田 栄佑の着物作品についての解説

甲田栄佑は、伝統的な仙台平の作品を制作すると同時に、「無撚先染織(むねんさきぞめおり)」という技法を考案し、着物業界に高尚な功績を残しました。無撚先染織とは、しっかり水で濡らした撚りのない糸を使用し、強く打ち込んでいく技法です。この無撚先染織という技法は、甲田栄佑が植物染料における製糸の扱い方を勉強する上で考えついたものだと言われています。そして、1967年には「精好仙台平保存館」を建設しました。機械で制作するのではなく、全て手作業で行う甲田栄佑の作品は、そのきめ細かな仕上がりから、舞台関係者に絶大な人気と信頼がありました。

3.甲田 栄佑の経歴や着物作品の特徴説明

1902年年7月10日宮城県に生まれた甲田栄佑は、父の陸三郎や佐山万次郎という仙台平の名人により、仙台平の技法を学びました。その後、八王子織染工業学校で、織物や染物について深く学んだ甲田栄佑は、その知識を元に無撚先染織の技法を考案したと考えられています。甲田栄佑は1956年に精好仙台平の保持者として、人間国宝として認定されました。1970年年1月17日67歳という若さで永眠されました。

4.甲田 栄佑の着物代表作品の紹介

  • 精好仙台平 黄玉(1960年)
  • 仙台平 光悦(1963年)
  • 精好仙台平 神世(1969年)

5.甲田 栄佑の着物作品の買取査定ポイント

基本的に、「人間国宝」に認定されている人物の着物は高額買取が予想されます。したがって、甲田栄佑の作品を捨てようか悩んでいる人は、一度買取査定をしても良いかと思います。また、甲田栄佑の作品は、良質なものが多く、購入者はなかなか手放さないため市場にあまり出ないものが多いです。正真正銘、甲田栄佑本人の作品ならば、保管にも注意しましょう。

代表的な着物作品の査定ポイント
  • 甲田栄佑本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 保存状態は良好か(キズや汚れはないか)
  • 素材は何でできているか

6.甲田 栄佑の着物作品の取引相場とは

人間国宝である甲田栄佑の作品でも、中古品などの保存状態でも金額が左右されてきます。甲田栄佑の『馬乗袴』は中古品で、おおよそ30,000円の値がついています。素材は正絹で、鶯色系の作品です。前丈80cm、腰紐幅3.5cmで、さらに座布団もついています。これは汚れ等もあるため、もし保存状態の良いものならば高額な金額が付けられていたでしょう。

7.甲田 栄佑の着物作品の買取査定まとめ

甲田栄佑は、「無撚先染織」技法の考案者で、人間国宝に認定されたことで、高額な買取価格が予想されます。さらに、すでに亡くなられていることで、希少価値も上昇しています。また、息子の甲田綏郎がその技術を引き継いでいて話題性もあります。ご自宅に眠っている甲田栄佑の作品があるならば、買取査定に出してみませんか。

その他の着物について