野村 由美(のむら ゆみ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!
1.野村 由美の着物を売りたいお客様へ
野村由美は皇室献上作家である母、野村静江の愛弟子として修業し、「野村静江佐賀錦」の後継者として、母亡きあとにも皇室にローブデコルテやバックの献上を続けている作家です。その作品は、二代目として厳しい審美眼が向けられることに対する葛藤を微塵も感じさせないほど、繊細な美しさにあふれており、その気品と優美さからは皇室献上作家としての誇りと気概を感じさせます。
このページの目次
2.野村 由美の着物作品についての解説
「野村静江佐賀錦」の後継者として、そして皇室献上作家として活躍する野村由美の作品は、一般的な佐賀錦とは一線を画すものです。手組み佐賀錦と呼ばれるその技法は、織とは思えぬほど繊細で緻密な表現を可能にします。
野村静江佐賀錦の特徴は一般的な佐賀錦に比べ非常に繊細で、帯地などベテランでも1センチ織るのに2時間近くかかるほどです。特に黒留袖の裾まわりにあしらわれた刺繍と見まごうほどの緻密な織りは、室献上品としてふさわしい、手組み佐賀錦の真骨頂と言えます。
3.野村 由美の経歴や着物作品の特徴説明
1940年に生まれた彼女は、多摩美術大学美術学部を卒業後、母である野村静枝から佐賀錦の指導を受けるようになります。
1985年には野村静枝佐賀錦を継承、後継者となるも、皇室献上作家の母の偉業は重く、厳しい審美眼にさらされます。
1990年、当時の皇后陛下即位の礼のローブデコルテ2着を制作します。以来、皇后陛下が外国へ国賓として招かれた際のおみやげとして用いる佐賀錦のカクテルバッグの制作も手掛けるようになります。たゆまぬ精進の結果、野村由美は昭和、平成、令和という時を経て、名実ともに皇室献上作家へと成長しました。
皇室献上作家として50着以上ものローブデコルテや着物を織り続けた母、野村静江は余りにも偉大で、その後塵を拝するようにこの世界に飛び込んだ彼女にとっては、ある意味いばらの道であったと想像に難くありません。
4.野村 由美の着物作品の買取査定ポイント
査定のポイントはまず野村由美の手掛けたものであるかどうかにかかっています。野村由美の佐賀錦には、名入りの縫い取り「野村由美佐賀錦」があり、彼女の作品であることを証明してくれます。
このほかにも買取の際には野村由美の署名や裏書、保証書や鑑定書が非常に有効になってきますので、作家の真作を保証するものを提示できるとよいでしょう。
- 野村由美の真作であるか(落款の有無を確認)(証明書、鑑定書があればなお良し)
- 野村由美の署名があるか
- 素材は何か
- 製品は何か(帯どめ、バック、留袖の違い)
- 保存状態は良いか(虫食い、汚れやしみなどがないか、包みが残っているかなど)
5.野村 由美の着物作品の取引相場とは
野村由美の作品は、ネットオークション等では出回っておりません。というのも、手組みの佐賀錦は非常に時間のかかる手仕事になるため量産ができないためです。そのため、非常に価値が高い作品なので、もしお持ちであれば高額査定が期待できるでしょう。
6.野村 由美の着物作品の買取査定まとめ
野村由美の手組み佐賀錦は、一般的な佐賀錦とはデザイン、精緻な織りなどすべてにおいて一線を画すものです。使用する絹糸から別嬪で、国産の小石丸(蚕の名称)から紡がれたものであると言われています。奇しくも小石丸は皇后がお育てになっている蚕であることも含めると、皇室献上品にふさわしい逸品と言えるでしょう。そんな野村由美の作品は非常に価値のあるものなので、お持ちであれば査定に出してみてはいかがでしょうか。
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