佐々木 苑子(ささき そのこ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!
1.佐々木 苑子の着物作品をお持ちの方へ
佐々木苑子は、志村ふくみに続き紬織で2番目に「人間国宝」に認定された着物作家です。おもに紬織(つむぎおり)と絣(かすり)を研究し、従来の直線的で抽象的な絣文様に、「絵絣」を取り入れた独自の作風を確立しました。その作品は、日本の染織工芸の新しい可能性を切り拓いたとして高く評価されています。
このページの目次
2.佐々木 苑子の着物作品についての解説
着物評論家であった佐々木愛子を母にもつ佐々木苑子は、20代半ばから染織を志します。静岡県の手織紬工房にて織物の基礎を学んだのち、草花や鳥などの絵画的な文様を織り出す「絵絣」を習得するため、弓浜絣を生産する鳥取県米子や、緯絣(よこがすり)を生産する島根県広瀬に赴いて研究しました。1969年には自宅に工房を構えます。植物染料によって染めた柔らかで格調高い色糸を用いて織られた紬織は、日本伝統工芸展で入選を重ねています。
3.佐々木 苑子の経歴や着物作品の特徴説明
佐々木苑子は1939年7月 4日東京に生まれました。1972年、第19回日本伝統工芸展に初入選して以後、同展に幾度も入選します。2002年には紫綬褒章を受章しました。2005年、重要無形文化財「紬織」の保持者(いわゆる「人間国宝」)に認定されました。2010年、旭日中綬章を受章しています。
4.佐々木 苑子の着物代表作品の紹介
- 紬織絵絣着物「叢生」(1975年)
- 絵絣紬着物「星の原」(2001年)
- 絵絣紬着物「秋つ方」(2003年)
5.佐々木 苑子の着物作品の買取査定ポイント
まずは佐々木苑子の真作であるかが重要です。状態がよく、保証書や鑑定書があればなお良いでしょう。シミや傷みなどがなく状態がよいかどうかも査定のポイントとなります。
代表的な着物作品の査定ポイント- 作者を示す証紙があるか
- 保存状態は良好か(シミや傷みなどはないか)
- 素材は何か
- 佐々木苑子の署名があるか
6.佐々木 苑子の着物作品の取引相場とは
佐々木苑子作の着物の価値は非常に高く、帯で50万円を超えるような高い価格にて取引されているものもあります。ネットオークションでは、茶色の地に数種のやわらかな色糸が筋模様で織り出された紬織の名古屋帯(長さ372cm、幅約30.5cm)が16万円から競売にかけられています。佐々木苑子の着物を買取に出す場合、安くても数万円、高いものであれば数十万円の価値がつく場合があります。
7.佐々木 苑子の着物作品の買取査定まとめ
紬糸を自然の草木で染め、布を織る佐々木苑子は、身近な草花や鳥を題材に、「絵絣」の技法を用いて織りあげる独自の紬織が高く評価され、人間国宝に認定された着物作家です。状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。
その他の着物について
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