鈴田 滋人(すずた しげと)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.鈴田慈人の着物を売りたいお客様へ

木版摺更紗(もくはんずりさらさ)の第一人者であり、人間国宝と称賛される鈴田慈人の更紗文様は、古典の重厚さと、モダンの軽やかさが混然一体となったものです。手の込んだ製作工程から生み出される世界観は、唯一無二、まさに別嬪という雰囲気を醸しています。

このページの目次

2.鈴田 滋人の着物作品についての解説

鈴田慈人といえば木版摺更紗です。鍋島更紗を起源とするこの木版摺更紗ですが、その最大の特徴は「木版」と「型紙」の2種類の型を併用し染色することにあります。この独特の技法と作家の芸術性が混然一体となって格調高い作風が生まれます。
特に鈴田の木版摺更紗はスケッチ、デザインから木版の作成、生地張り、型紙による色摺りなど、少なくとも10以上の工程を必要とし、基本的にほぼ彼一人で行う点も、作品の特徴となっています。
自ら版木を彫り上げ、さらにそれを布地に一か所ずつ手押していくという愚直なまでの仕事ぶりが、唯一無二である証なのです。

3.鈴田 滋人の経歴や着物作品の特徴説明

染織作家である鈴田慈人は1954年、佐賀県鹿島市に生まれました。昭和後期からは着物作家として今も活躍しています。鍋島更紗の再興に命を懸けた染色家・鈴田照次(すずたてるじ)は彼の父であり、その後継として尽力する傍ら、現代風のデザインを取り込んだ木版摺更紗を確立します。
1982年、第29回日本伝統工芸展で入選します。これをきっかけに徐々にその作風が世に認められ、さまざまな伝統工芸展で受賞します。受賞を重ねるごとに人気が高まるようになっていきました。
さらに2008年には木版摺更紗の人間国宝に認定され、彼の手掛ける着物は名実ともに芸術性の高いものであると認定をされます。現在は佐賀県鹿島市に工房を構え、着物作家として活躍中です。

4.鈴田 滋人の着物作品の買取査定ポイント

査定のポイントは何といっても鈴田慈人の作品であるかどうかにかかっています。保証書や鑑定書があれば安心と言えますね。またどの時代に彼が手がけた作品か、という点も査定のポイントとなります。

代表的な着物作品の査定ポイント
  • 鈴田慈人本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればさらによい)
  • 作者の署名があるか
  • 素材は何でできているか
  • 保存状態は良いか(虫食い、汚れなどはないか、包みが残っているかなど)

5.鈴田 滋人の着物作品の取引相場とは

相場価格は作品の希少性や人気に大きく左右されます。一般的には作者が存命中であるかどうかも相場価格に影響を与えるものです。
鈴田滋人の作品は芸術的に見て非常に高い評価を受けており、木版摺更紗の人間国宝であることも、その作品の価値を高めています。結果、目の利く愛好者の間では、彼の作品はどれも高額で取引きされています。
一点物がほとんどなので、市場に出回ることが少ないのです。ネットオークションなどでの取引きはほぼなく、着物買取を専門とする店や一部の呉服店でのみ売買が行われているのが実情です。
新品であれば、帯一本の価格が3桁を超える金額が提示されることもあります。また、状態が良ければ中古品でも10万円を超える買取価格がつく可能性があります。

6.鈴田 滋人の着物作品の買取査定まとめ

人間国宝、唯一無二の技術、一点物の価値など、鈴田慈人の作品は市場価値の上がるポイントはいくつもあります。
存命中で今も確実に作品を作り出している点も、彼の作風の年代による変遷を見ることに価値が生まれてきます。
その芸術性の高さ、確かな技術、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性大なのです。

その他の着物について