喪服(もふく)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.喪服を売りたいお客様へ

喪服は、現在では大変貴重となってきた、羽二重(はぶたえ)や一越縮緬(ひとこしちりめん)といった、最高級の生糸から織った白反物を用いています。喪服には、この白反物を黒無地に染めたり、黒に近い薄色や寒色に染めたものを用い、嫁入り道具には必ず一枚黒無地の紋付着物と帯を仕立てて持たせる風習がありました。黒無地は着用場面が限られますが、色無地、そして格のある小紋などは、帯を袋帯や名古屋と変え、さらに色や柄を変えることで、慶弔にもおしゃれ着にも着回しができます。そのため、現在でも大変重宝される着物です。しかも、高品質の生糸で織った着物地を使っている着物ですから、高値で取引きされることになります。

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2.喪服につての解説

喪服とは、葬儀の際に着用する着物のことをいいます。喪服には、正喪服、準喪服、略喪服と3つの格式に分かれるとされています。女性の場合で、亡くなった方の喪主や遺族などは、正喪服を着用することになっています。その際には、黒無地の着物に染め抜き紋を五つ付けた着物になります。そして帯には黒無地の袋帯か名古屋帯、帯締めは黒の平打ちか丸くげ、というのが一般的です。黒無地の着物地には、関東は羽二重(はぶたえ)を用い、関西では一越縮緬(ひとこしちりめん)を用いるとされています。無地ものの着物は粗悪な材質だと、ごまかしがきかないなどと言われ、着物地でも上等な生糸から織った羽二重や一越縮緬で仕立てます。そういったことから、正喪服の黒無地は、高品質のものが多く価値があるとされています。また、準喪服になると遺族が通夜か法事の際に着用したり、親戚が着用するとされており、黒無地一つ紋かまたは三つ紋付きの着物に、帯は黒で帯締めは黒の平打ちひもが使用されます。略喪服は、弔問する際に着用できる着物です。黒に近い寒色系の色無地に一つ紋または三つ紋付きや、地味な小紋の着物に帯は黒無地を用いて、帯締めは黒の平打ちひもを用います。紋のつけない色無地や小紋は、着用場面によって帯を変えながらいろいろ対応できることから、今の時代にもたいへん需要のある着物です。男性の場合は、葬儀には喪主だと正喪服で、黒羽二重に染め抜き紋は五つ、羽織袴が正装になります。こちらは地域や家風により違いがあります。また、葬儀の規模が小さい場合には略礼服でも良いといわれています。袴は仙台平で帯は角帯を締めます。女性も男性も正喪服は第一礼装という格の高い着物を着用しますから、状態の良い品質が高いものですと、高い価値のある着物といえます。

3.喪服の歴史

江戸時代まで、喪服は上方では白い着物が一般的であったといわれています。親族は、紋のない白や薄い水色の麻の上下で、夏は白の木綿晒を着用したようです。庶民はほとんどが貸衣装でしたが、裕福な町人などは葬儀ごと仕立てた着物で、女性は白絹や白麻布の着物に、白い絹や綸子の帯を締めました。これに対し江戸では染めの小紋の上下を着用していました。葬儀で、黒を着用するようになったのは、明治以降です。明治11年の大久保利通の葬儀では、参列者のほとんどが黒の大礼装だったことから、上流階層では黒が喪服の色ということになっていったようです。また、紋を付けるのが第一礼装と定めたのは、明治政府が、正式な場所で着物を着る際は紋付を着用することを国民に対して求めた、衣服令によるものです。一般的に喪服の色が黒となった始まりは、日清、日露戦争が激しくなっていった頃に、葬式の回数が増えたことによって白の喪服の汚れが目立つようになったため、黒にしたと言われています。一般の庶民たちには第二次大戦後に定着していきました。

4.喪服の買取査定ポイント

喪服の査定においては、素材に何が使われているかによって大きく変わってきます。高級品の羽二重などでできていれば査定額も高くなりやすいです。他にも、どこで織られたものなのかが証明できるものがあると査定の際も安心です。保管に際しては、汚れやほつれ、湿気などに十分気を付けてなるべく良い状態を保てるようにしておきましょう。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態がよいか(シミや汚れ、カビなどがないか)
  • 袴は仙台平かどうか
  • 織元や工房が明確かどうか
  • 素材は何でできているか
  • 保存状態は良好か

5.喪服の取引相場価格

相場価格は状態が良いか、どこの工房が生産者かによって大きく異なります。例えば、夏冬用の喪服4点セットには、24,000円の値がつきました。こちらは、柊屋喜兵衛伝承作家、藤崎勝治、勝英、英治の黒無地仕付け付の袷と絽の着物です。正絹100%でできており、帯は九寸名古屋と絽でできた一式でした。また、略礼装用の色無地薄紫一つ紋には、9,800円の値がつきました。こちらは地紋に木目文様の正絹でできた身丈が158cm、裄65cmのお品です。さらに、丹後ちりめんの証紙付き江戸小紋は34,300円の値がつきました。こちらは、地紋入りの万筋文様で薄グレー色の身丈159cm、裄71cmの着物でした。男性用のものを見てみると、丹後ちりめん万筋の江戸小紋が31,503円でネットオークションにて落札されていました。こちらは東京染小紋と丹後ちりめんの証紙付き、田島輝久の落款付きで、黒とグレーのごく細い縞模様の江戸小紋でした。また、米沢織の黒無地反物新品は、45,000円の値がつきました。こちらはシボがしっかり出たシワになりにくい御召です。御召の織元で有名な猪俣によるもので絹100%でできた幅42cm、長さ12.5mのお品です。さらに、礼装用の袴仙台平は、50,000円の値がつきました。こちらは精好仙台平の人間国宝、甲田綏郎の落款付きの着物でした。

6.喪服の査定依頼をしたお客様の声

北海道にお住まいのO.S様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域:北海道

O.S様が査定をした理由

少し前に90歳で亡くなった母の遺品の着物を買取希望します。母が生前使っていた喪服で、一応ブランドもののようです。捨てるには気が進まないので、無料の買取査定に申し込みました。私の住んでいるあたり全域は少しアクセスが悪いので、オンライン査定できるコネクトさんは魅力的だと感じます。初めての利用ですが、よろしくお願いします。

O.S様がSATEeeeを利用した感想

査定方法が選べるので、メールでお願いしました。スタッフの方の対応が好印象です。丁寧な説明のおかげで、スムーズに査定してもらえました。無料の査定でここまで親切に対応してくれるのはすごいですね。買取価格の方も良心的でした。ブランドものとはいえ喪服なのであまり値が付かないかと思いましたが、予想以上の買取価格で大変助かりました。

三重県にお住まいのY.T様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:三重県

Y.T様が査定をした理由

体型変化により着られなくなった喪服と、訪問着を買取査定してもらいたいです。訪問着はブランドものの着物ですが、喪服はそこまで有名なブランドのものではありません。ネットで買取業者を探していたところ、こちらをおすすめする口コミが多かったので問い合わせしました。査定方法が選べる買取業者というのは珍しいですね。便利そうなのでコネクトさんにしました。

Y.T様がSATEeeeを利用した感想

着物の買取査定というのは初めてお願いしましたが、喪服も着物もまとめてやってくれるので助かります。買取価格の相場などはわかりませんでしたが、査定結果や買取価格の理由などはきちんと解説してもらえたので納得がいきました。着物の買取業者はたくさんありますが、コネクトさんはかゆいところに手が届く感じでいいと思います。

東京都にお住まいのM.I様

  • 問い合わせ方法:LINE
  • お問い合せ地域:東京都

M.I様が査定をした理由

喪服を買い替えたので、不要になった方の喪服を買取査定に出しました。こちらのサイトは知人からおすすめされたのですが、お客様目線の良心的業者さんだと聞いています。都内全域で出張買取してくれるそうですが、私はLINE査定を希望しました。難しい手続きなどはなく、LINEで簡単に査定してもらえるから便利でした。おすすめできる買取業者さんだと思います。

M.I様がSATEeeeを利用した感想

無料の買取査定をやっているし、スタッフの対応の仕方も好印象だったので良い買取業者さんだと思います。着物の買取は時間と手間がかかるというイメージでしたが、だいぶ印象が変わりました。買取査定はブランド品やブランド物のファッションばかりだと思っていたので、着物の買取査定は新鮮でした。買取価格も予想より上で、全体的に満足のいく結果でした。

新潟県にお住まいのM.J様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:新潟県

M.J様が査定をした理由

数年前に亡くなった母の着物を買取査定してほしいです。喪服やブランド着物などあります。なかなか整理できず手つかずだったのですが、やっと整理のめどが付きました。着物の買取査定は初利用ですが、コネクトさんは手軽かつ簡単に買取査定してもらえるイメージです。私はスマホを持っていないので。電話で査定を申し込みました。

M.J様がSATEeeeを利用した感想

私がスマホを持っておらずメールも扱えないというと、「お客様におすすめの査定方法」ということで出張買取を提案されました。わざわざ来てもらうのは恐縮でしたが、おかげでじっくり買取査定してもらえて良かったです。買取価格の方は、ちょっとしたボーナスのような感じですね。意外と高値で買取してもらえたので、思い切ってお願いして正解でした。

千葉県にお住まいのE.W様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域:千葉県

E.W様が査定をした理由

一緒に暮らしていた姉が亡くなったので、姉の着物を買取査定に出すことにしました。私も姉も独り身なので、姉の遺品整理は私がやらなくてはいけない仕事です。買取価格についてはあまり無理は言いません。まとめて買取してもらえれば十分と思っています。少し量があるので出張買取に来てほしいです。こちらのコネクトさんは近所の方におすすめされました。

E.W様がSATEeeeを利用した感想

査定から買取まで一括でお願いした結果、コネクトはとてもお客様目線の良い買取業者だとわかりました。無料で査定してくれますし、スタッフの対応も良かったです。買取価格は相場などよくわからないので何とも言いかねるのですが、不要になった着物をまとめて買取してくれてこの価格ならまあまあといった感じです。私の住んでいるエリア全域も出張可能ということで、便利な業者だといえるでしょう。

岩手県にお住まいのD.T様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域:岩手県

D.T様が査定をした理由

比較的最近購入した喪服が、着用してもあまりしっくりこないので買取査定に出すことにしました。喪服自体は悪くないのですが、手持ちの小物などとの相性が今一つなので喪服は買い直しました。まだまだ着られるので、中古品として買取してもらいたいです。新しいしほぼ未使用なので高額で買取してもらえたら嬉しいです。他に、通常使いの帯も査定をお願いします。

D.T様がSATEeeeを利用した感想

喪服の方は、特にブランドのものでもなく、高価なものでもないので買取価格はそこそこでした。一緒に査定に出した帯は、有名ブランドのものなので買取価格も高く出ました。状態も良く、デザインも使い勝手の良いシンプルなものなので、買取価格が高くなったそうです。複数業者に一括査定してもらえると買取価格を比較しやすいので便利です。

7.喪服の買取についてのまとめ

喪服は現在では洋装が多くなってきていますが、遺族や故人と関係が近い間柄の人は礼装用の着物を着用するのが良いとされています。一般に弔問に訪れる人は、それより格を下げた着物を着用するのが習わしです。そのため、礼装用の着物には、格によって着る着物が異なってきます。正喪服といわれるものは、黒無地の羽二重か一越縮緬で、五つ紋がついたものです。これは、喪主が着用するとされています。それに準じて、三つ紋、一つ紋と格が下がります。年代も問わず、必ず必要になる着物ですから、需要は常にあるといえます。状態の良い黒無地であれば高値で取引されるといえそうです。さらに格を下げた葬儀用の着物には江戸小紋があります。こちらもグレーや紫、黒に近いものであれば、帯を黒にして十分葬儀に参列できます。冠婚葬祭地域性や家風や宗派などが大きく影響するので、一概には言えるものではありませんが、日本では今でも和装が正式、洋装は簡略というイメージを持っている方も多いといえます。ですので、故人や喪主に近い人は着物を着用するのが無難となります。色無地や江戸小紋は、柄物の名古屋帯を締めれば、パーティなどの略礼装にもなりますし、観劇などの外出着にもなることで、オールマイティーの着物と言われます。一着持っていたら大変重宝な着物です。女性が結婚する際には、黒無地か色無地や江戸小紋を準備するということも多いかと思います。しかも高品質の生糸で織った着物地を使っている着物ですから、高値で取引きされることになります。男性用も同様に、黒の羽二重に、仙台平の袴というスタイルが正喪服となります。最上級の礼装ですから、状態がよければ高い価値のある着物として、取引されることになりそうです。特に、有名織元や作家ものの落款付きのものは、古くても高値で市場にでることがあります。

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