角帯(かくおび)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.角帯を売りたいお客様へ

角帯は男性用の帯として制作された男帯の一種です。基本的に同じ男帯である兵児帯よりもフォーマル寄りな扱いをされています。博多周辺地域で平織りされた角帯は優れた強度や扱いやすい性質を持っていたことから、江戸~大正時代の武士達に愛用されていました。現代では希少価値の高い作品も多数現存している関係から、買取の場において条件の良い取引が行われることも珍しくありません。

このページの目次

2.角帯についての解説

角帯は兵児帯と並ぶ男性用の着物帯です。九州博多地方周辺で作られていた角帯は平織りによって品質が整っており、武士が刀を挿しやすい、と江戸の町で評判になりました。同系統の帯である兵児帯と比べると角帯の方が格式が高いため、厳格な場でも用いられていたようです。カジュアル用の房つき角帯や流行のデザインを採用した角帯も時代の変化と共に制作されたので、格式や様式を考えない自由な作品も多く残されてます。

3.角帯の歴史

角帯の発祥時期は明らかになっていませんが、作りが強固で刀が挿しやすい角帯は、江戸時代に存在した武士達の間で、だらしない印象を与えにくい帯として重宝されたとされています。明治時代に入ると同じ男帯である兵児帯が全国的に広まっていきますが、角帯はフォーマル寄りのアイテムとして今日までその役割を保ち続けています。

4.角帯の買取査定ポイント

角帯は新品の状態に近い程、買取価格が高くなります。作品を所持している方はシミやカビ、傷みや汚れに気をつけるのはもちろん、付属品もセットにして保管しておきましょう。著名な作家による品物の場合、付属している証紙等が価値を証明する役割を果たします。

代表的な査定ポイント
  • 加工はされてないか
  • 付属品がセットになっているかどうか
  • 制作作家や制作点数、制作時期の影響
  • 作品の状態が良好かどうか

5.角帯の取引相場価格

角帯作品の買取金額は状態の良し悪しや付属品の有無で大きく変動します。例えば、宮古上布による角帯は約36,000円で取引されました。こちらは幅約10cm、長さ約390cmのサイズで植物染料による柔らかい土気色が特徴的な一品です。傷みやヨリがいくつか見られるものの、帯としては高めの金額が付いています。また、博多織の角帯は約15,000円の値で買取されていました。この角帯は長さ約4m21cm、帯の巾10.5cmの大きさで、はっきりとした灰色と図形型の細工が独特の印象を与える作品です。目立つ傷みが見られないので、美品として扱われました。

6.角帯の買取についてのまとめ

角帯は男性向けに開発、洗練されていった男帯の一種です。博多周辺地域で制作された平織り作品は、締めやすく刀を挿して歩きやすい、と武士の間で人気を博しました。ちなみに角帯は本来フォーマル寄りのアイテムですが、時代の移り変わりと共にカジュアル用のボリュームある作品やお洒落な作品も多数作られています。角帯作品の中には高い金額で取引された物も存在するので、品物をお持ちの方は買取に持ち込むことを考えてみてはいかがでしょうか。