佐賀錦（さがにしき）の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ！

1.佐賀錦を売りたいお客様へ

佐賀錦は縦糸に金や銀などの箔糸が使われ、緯糸に染め抜かれた絹が使われております。デザインには幾何学模様や菱紋、網代などがあしらわれているので生地全体が艶に満ち、とても華やかです。その作成工程は大変綿密なため、一日にわずかしか織ることができない点も、希少性という価値を付加しています。豪華で華やかな印象である反面、温かみのある手織りとあって、大変人気があります。

2.佐賀錦についての解説

佐賀錦は佐賀県鹿島市で織られた絹織物で伝統工芸品です。別名、鹿島織とも呼ばれています。縦糸には金、銀、漆を貼り、横糸には染めた絹糸を使って手織りで織られています。金、銀、漆を使用した生地は光沢があり、豪華な印象を与えるので礼装などによく用いられています。佐賀錦はとても精密で根気のいる技術を必要とします。手織りで製織する作業によって生まれるので、小物類が作られることが多く、特に着物や帯などは希少価値の高いものとされています。

3.佐賀錦の歴史

佐賀錦は江戸時代末期に現在の佐賀県にあたる肥前、鹿島藩鍋島家の婦女子が創案作成したといわれています。明治初期に入ると佐賀錦は一時中断されますが、佐賀県出身の大隈重信がこれを惜しみ、旧華族の間で再興します。その後、明治43年にロンドンで開催された日英大博覧会で、当時まだ鹿島錦と呼ばれていたものが出品されました。これを機に佐賀錦と命名します。その豪華絢爛な美しさから日本手芸の極致との称讃を受け、これを端緒に一気にその名声を海外にまで広めることとなりました。

4.佐賀錦の買取査定ポイント

最も注視されるのは真作の佐賀錦であるかどうかという点です。これを証明するもの（証紙）があると査定ポイントが上がりますが、品物にシミやカビ、虫食い、擦れ、汚れなどがあると、残念ながら査定額は下がってしまいます。汚れや虫食いなどの少ない美品とされるもののほうが査定額が上がる傾向があります。さらに佐賀錦でも作家ものは値が高くつきます。

• 佐賀錦であるか（証紙や箱書き、裏書などがあると査定に有利）
• 保存状態が良いか
• 作家ものかどうか
• 取扱メーカーやブランドはどこか

5.佐賀錦の取引相場価格

オークションに出品された佐賀錦は、有名式場で使用されていた中古品の打掛で30,000円で落札されています。美品とは言え肩山や脇などに擦れによる難がありました。サイズは着丈が約198センチ前後、裄は約67センチ前後、袖丈は約107センチ前後です。金糸銀糸が織り込まれる佐賀錦は人気が高く、このほかバッグや帯締めなど小物類も多数出品されています。

6.佐賀錦についてのまとめ

佐賀錦は金、銀、漆を貼った特製の和紙を細く裁断したものを経糸にし、絹の撚糸を染色したものを緯糸に使います。非常に根気のいる手仕事で、かつ精緻な技術を必要とするため、一日わずかしか織ることができません。織物は絢爛豪華で気品のある優雅な美しさを持ち、美術工芸品としての価値もあります。それゆえに市場でも人気が高いので、もしお手元にお持ちでしたら、買取査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

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