三河木綿(みかわもめん)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.三河木綿を売りたいお客様へ

三河木綿は、「三河縞」と呼ばれる独特の縦縞模様と、明るくやわらかな藍色が特徴の木綿織物です。地厚で丈夫な小幅の白木綿は帯芯や足袋裏などに使用されています。また、三河の中でも蒲郡市で発祥した、複数層の組織を一度に織り上げる「同時織り」によって、生地と生地の間に空気を包み込み、生地をやわらかく仕上げることができることから、寝具などにも用いられるほど身近な人気の織物となっています。

このページの目次

2.三河木綿についての解説

愛知県三河地方で生産される木綿織物を三河木綿と呼びます。三河とは愛知県の東半分の地域を指し、これをさらに細分化すると西三河と東三河に分別されます。綿産業はもともと西三河で盛んに行われていましたが、その後、東三河も加わり、三河全体で綿産業が発達しました。地厚で丈夫な小幅の白木綿は、帯芯や印半纏、暖簾や足袋裏などに用いられています。やわらかな藍色で縦縞の織物は、デイリーウェアなどに利用されています。

3.三河木綿の歴史

15世紀頃、中国から綿種が輸入され、三河地方で栽培が行われるようになります。1510年に年貢として「三川木綿」が納められたという記述が、奈良県の興福寺に残された『永正年中記』に登場します。これは国産の木綿について明確に記述されたもっとも古い記録です。1504年から1520年にかけての永正年間には、綿の栽培から製糸、織り、染色まですでに三河地域で一貫して行える綿産業が確立していたと考えられています。江戸時代になると、三河地域の綿産業はいっそう活性化し、白木綿が主であった当時は「三白木綿」として江戸で人気を博します。明治時代には西洋の技術を取り入れた結果、綿の量産化が進み、「三河木綿」あるいは「三河縞」の名で全国に知られるようになりました。

4.三河木綿の買取査定ポイント

最大のポイントは正規の三河木綿であるかどうかです。これを証明するものとして証紙などがあると査定のときに有利です。また、品物にシミやカビ、虫食い、擦れ、汚れなどがあると、査定額は下がる傾向があります。そのため、保管には十分に注意しましょう。

代表的な査定ポイント
  • 三河木綿であるか(証紙などがあるとよい)
  • 保存状態が良いか

5.三河木綿の取引相場価格

ネットオークションに出品された三河木綿はサイズが幅35cmの反物でした。古いものですが、美品で三河木綿を証明する証紙がついていました。特徴的な染め色に縞模様で一見して三河木綿とわかるもので、最終的に1,710円で落札されています。このほか、ハギレや寝具などが三河木綿の製品として出品されています。

6.三河木綿についてのまとめ

織物はもとよりタオル、敷き布、布団やワイシャツ類に和服など、良質な三河木綿は私たちの生活の中に溶け込んでいます。三河木綿のやわらかでふっくらとした織り地の手触りに加え、手仕事ならではのぬくもりや素朴さが一番の魅力です。もしお手元に三河木綿をお持ちでしたら、買取査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

着物の織物について

織物
織り
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