丹後縮緬(たんごちりめん)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.丹後縮緬を売りたいお客様へ

縮緬の代表格と言われる丹後縮緬は、生地表面を覆うシボが特徴です。このシボよってしなやかな風合いを保っています。また皺になりにくいのも優れている点です。シボの効果はこのほか、シボの凸凹によって光が乱反射し、染め上がりの色合いが美しいことも挙げられます。丹後縮緬には正絹のほか、ポリエステルやレーヨンなどもあることから、身近な服地としてもなじみがあり、人気を集めています。

このページの目次

2.丹後縮緬についての解説

丹後縮緬は、経糸に撚りのない生糸、緯糸に1メートルあたり3,000回前後の強い撚りをかけた生糸を交互に織り込むことで作られます。生地に仕立てた後、精練することで糸が収縮し、緯糸の撚りがもどることで生地全面に細かいシボが生まれるのです。さらにシボの現れ方や布の感触、使用する糸などにより、一越縮緬や古代縮緬などおよそ11種類もの縮緬に分類されることも注目すべき点です。

3.丹後縮緬の歴史

丹後地方の多雨多湿の気候風土は、絹を織るのに最適であったため、縮緬の技法が伝わる以前から絹織物が生産されていたと言われています。史料に残る最も古いもので、739年の奈良時代に丹後で織られた絹布が聖武天皇に献上されたとあり、正倉院御物として現存しています。南北朝時代の成り立ちを記した書物『庭訓往来』には、丹後地方で「丹後精好」と呼ばれる絹織物が織られていたことが記録されているほど、絹の生産が盛んだったのです。その後、西陣の御召縮緬や京縮緬の勢いにおされ、丹後精好は苦境に立たされます。1720年の江戸時代中期に、現在の京丹後市峰山町にあたる丹後峰山藩に住む絹屋佐平治、のちの森田治郎兵衛らが、京都西陣の機屋に奉公人として入り、糸撚りやシボの出し方など、秘伝の機織り技術を丹後へ持ち帰ったのが現在の丹後縮緬のはじまりとされています。その後この技法は丹後地方全体に広まり、丹後地方の地場産業として根付くようになります。現在ではその技術がさまざまな素材で生かされています。

4.丹後縮緬の買取査定ポイント

買取査定のポイントは何といっても真作の丹後縮緬であるかどうかです。証紙や箱書きなど、正規品であることを証明するものがあると非常に有効です。また、丹後縮緬には正絹のほか、ポリエステルやレーヨンなどもあるので、素材で査定額が変わる可能性もあります。いずれにせよシミやカビ、擦れ、汚れなどがあると、査定が低くなるので避けたいものです。

代表的な査定ポイント
  • 真作の丹後縮緬かどうか(証紙などがあると査定に有利)
  • 素材は何か
  • 保存状態は良いか

5.丹後縮緬の取引相場価格

丹後縮緬は作品の種類によってその取引価格も変わってきます。例えば、刺繍の入った丹後縮緬の訪問着は120,000円の値が付きました。サイズは身丈約185cm、裄丈約72cm、前幅約25cm、後ろ幅約30.5cmの紺色の上品で粋な刺繍訪問着です。他にも、桜吹雪の模様が美しい付け下げは92,000円で取引されています。

6.丹後縮緬についてのまとめ

丹後縮緬の最大の特徴はそのシボであると言われます。シボによって布の表面で光が乱反射し、染付の色が多彩に変化するのです。正絹のほか、ポリエステルやレーヨンなどの服地にもその技術が応用され、さまざまな製品に形を変えて現代の私たちの生活を豊かにしています。それだけに身近でなじみやすく、人気があります。もしお手元に丹後縮緬をお持ちでしたら、買取を検討してみてはいかがでしょうか。

着物の織物について

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