八重山上布(やえやまじょうふ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.八重山上布を売りたいお客様へ

八重山上布とは、沖縄県の八重山諸島で製造され、苧麻の糸を用いることでも知られる織物の呼称です。
八重山地方で採れる紅露という芋の1種を染料にし、布にしてから太陽光で日干し、海にさらすなど一つ一つを丁寧に作り上げるので、希少価値が非常に高く、着物の中でも高級品に分類されています。
涼やかで清潔感のある白地に絣模様が特徴で、高い通気性や着心地も良いことからサマーシーズンの着物用として人気があり、高額査定が望めます。

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2.八重山上布についての解説

品質の高い織物の生産地として知られる沖縄県の中でも、一反を織り上げるまでに手間暇が掛かるのが特徴で、一反のために必要な苧麻の糸を作るだけでも50日間必要です。
また、特ベースカラーはシンプルな白で、模様に絣が使われており、肌触りと優れた通気性を持ち、主に夏の着物として用いられます。

3.八重山上布の歴史

八重山上布は、正式な記録として確認できるのは1400年代で、琉球王朝への上納品として用いられていました。
琉球王朝が薩摩藩の支配下に置かれてからは、薩摩藩に貢物として送られて、そこから日本全国に広まったことで、八重山上布は日本でも高級織物として認知されるようになりました。
その後、第二次世界大戦期から職人不足問題に直面しましたが、沖縄県や石垣市が後継者の育成を行ったため、伝統を失うことなく現在に至ります。

4.八重山上布の買取査定ポイント

贋作ではない本物の八重山上布には、経済産業大臣指定伝統工芸品証明や、沖縄県織物検査を受けた証しを、貼付けすることが沖縄県の条例で定められています。
この検査を合格したことの証紙が貼付、捺印されているかどうかに加えて、石垣市織物事業協同組合証票、経済産業大臣が指定する伝統工芸品の証紙も貼られているので、どれか一つでも欠けていると高価な買取査定金額は見込めません。 また、製品の状態も買取査定に影響し、新品未使用品で状態が良いと査定額は高く、シワやシミ、虫食いなどがあると低くなります。
その他にも、新垣幸子のような有名な作家の作品、製造された年代などがあります。

代表的な査定ポイント
  • 証紙があるかどうか
  • 保管状態は良いか
  • 未使用かどうか
  • 有名作家の作品かどうか

5.八重山上布の取引相場価格

品質や工法の証しが、貼付、捺印されているかどうかや、高名な作家の作品、状態などが重要です。例えばネットでは、幅38cmで未仕立ての反物が200,999円で落札されていました。他にも、身丈160cm、裄65.5cm、裾丈49cmの絣模様が艶やかさを強調しているベージュ系の作品が、新古品で80,900円の高値がついており、状態が良ければ金額が高くなる傾向にあります。

6.八重山上布の買取についてのまとめ

八重山上布は、石垣島をはじめとする日本で最も南西に位置する八重山諸島で生産されている織物の総称です。
八重山上布に認められるには、石垣島織物事業協同組合や、沖縄県織物検査規格をクリアする必要があり、職人が時間を掛けて作ることから価値がランクの高い織物に分類されています。
また、素朴な白地の上に絣の模様が女性らしい雰囲気を演出しており、固定ファンも多いことから、根強い買取需要がございます。八重山上布を持っている方は、査定に出してみると良いでしょう。

着物の織物について

織物
織り
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その他
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