浜縮緬(はまちりめん)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.浜縮緬を売りたいお客様へ

着物地にする白生地で最も有名な二大縮緬といえば、長浜の浜縮緬と丹後の丹後縮緬です。浜縮緬は琵琶湖の軟水が生糸の柔らかな風合いを生み、きめの細かいシボの入りが特徴です。その風合いを生かして、友禅染め訪問着やシックな小紋に良く用いられ、落ち着いた大人の縮緬着物として根強い人気があります。縮緬は高品質なので白生地の反物の価値も高めです。

このページの目次

2.浜縮緬についての解説

浜縮緬とは、滋賀県の長浜で古くから織られてきた長浜縮緬のことをいいます。長浜は京都の丹後と並び日本の二大縮緬産地です。縮緬は、生糸の緯糸(よこいと)に撚り(より)をかけて織ることで、シボという細かい凸凹が生まれる風合いが特徴です。友禅染めや絞り染めなど染めの着物地には、絹織物の縮緬を用いることがほとんどです。特に浜縮緬は表面に模様のない柔らかく細かな縮緬で、最高品質の白生地として美しい留袖や訪問着、小紋などになります。浜縮緬の品質の良さは、琵琶湖の水質によるところが大きく、世界屈指の琵琶湖の軟水が生糸の撚りに適していたので良質の縮緬を作ることができたのです。現在も浜縮緬は琵琶湖の水を用いて白生地の精錬の作業が行われています。

3.浜縮緬の歴史

浜縮緬が誕生したのは江戸時代の1752年頃のことです。近江の浅井郡大郷村の中村林助と乾庄九郎が、丹後宮津から縮緬の技術を導入して始められました。浜縮緬は京都や大阪に出荷され友禅染めの着物が作られました。その後、彦根藩の産業として発展し、蝉織、鶉織、烏帽子織など、各種の織物を織り出すまでになり生産量も増加しました。明治時代に一時衰退しましたが、大正時代に縮緬の流行や力織機の導入で再び盛り返します。浜縮緬の一越縮緬は風合いの良さが秀でていて、丹後とならぶ縮緬の二大産地として現在に至っています。

4.浜縮緬の買取査定ポイント

浜縮緬工業協同組合に認定された浜縮緬かどうかが重要です。証紙があれば、なお良いでしょう。染め作家の落款の有無も査定ポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 浜縮緬工業協同組合に認定のものかどうか(証紙が貼ってあれば尚良し)
  • 本物の浜縮緬かどうか(織工房が明確なもの)
  • 保存状態は良好か(変色や生地のほずれがないか、箱が残っているかなど)
  • 著名な染め作家か(落款あれば尚良し)

5.浜縮緬の取引相場価格

相場価格は状態が良いか、どこの工房が生産者かによって大きく異なります。例えば加賀友禅の手描き浜縮緬訪問着は、80,100円の値がつきました。こちらは加賀友禅の証紙付き作家「宮野勇造」の落款ありで、身丈160cmの中古ながら状態が良いお品です。また、やまと謹製の浜縮緬江戸小紋は38,500円の値がつきました。こちらは人間国宝「六谷梅軒」の落款付きの未使用で身丈156cmのお品です。

6.浜縮緬の買取についてのまとめ

浜縮緬は、琵琶湖の軟水を生糸の精練に使うことで、きめの細かな上品なシボを生みます。丹後縮緬に比べて生産量は少なく品質は高いので、反物自体の価値は高めです。著名な友禅作家や江戸小紋作家の作品となれば、さらに価値は高くなりそうです。未使用品にこしたことはないですが、中古であっても状態が良ければ高額取引される可能性が高いです。

着物の織物について

織物
織り
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縮面
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木綿
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その他
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