桐生織(きりゅうおり)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.桐生織を売りたいお客様へ

桐生織は、着物地や帯地に使われる織物で有名です。群馬県の桐生は西陣と並んで織りの歴史は古く、現在伝わっている織技法はすべて伝統工芸品に指定されています。特にお召しに使われる御召織は縮緬よりも細かいシボが持ち味といわれ、趣味の集まりやクラス会など、さりげないおしゃれ着物として、非常に多くの着物愛好家に着用されています。

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2.桐生織についての解説

群馬県の桐生は、昔から西の西陣、東の桐生といわれ、織物の産地として約1300年の伝統があります。その桐生市周辺、また栃木県足利で生産される絹織物を総称して桐生織といいます。桐生織の技法は御召織、緯錦織、経錦織、風通織、浮経織、ほか7技法あり、その全てが伝統的工芸品に指定されています。中でも御召織は桐生の織物を代表する織物で、細かいシボの細かさは縮緬以上ともいわれ上品な光沢とシャリ感を持ちます。また帯地としては錦織が有名で男性用の角帯や名古屋や袋帯にも用いられます。また羽織や紬など多様な着物に桐生織は幅広く使われています。

3.桐生織の歴史

桐生織の起源は奈良時代に遡ります。714年に黄あしぎぬという織物を献上した記録があり、桐生織のルーツといわれます。また蚕と織の技術に通じた白滝姫が宮仕えの青年と結ばれ桐生で暮らし、織の技法を伝えたという伝説もあります。後に西陣織と並ぶほど有名になり、室町時代には足利尊氏などの武将の身の回りに桐生織が使われた記録も多くあります。江戸時代後期から桐生織は日本の産業として発展していき、さらに明治維新後に西洋からジャガード織の技術を取り入れ量産体制が整います。1887年に日本織物株式会社を創立、桐生織は日本の主要産業として地位を築きました。1977年に伝統的工芸品として認められ、現在に至ります。

4.桐生織の買取査定ポイント

本物の桐生織かどうかが重要です。証紙があればなお良いでしょう。また有名織元や染め作家は明確にされるので、そこも査定ポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 本物の桐生織であるかどうか(証紙があれば尚良し)
  • 有名な織元かどうか(工房が明確なもの)
  • 保存状態は良好か(変色や生地のほずれがないか、箱が残っているかなど)
  • 特定の作家のものかどうか(作家落款がある)

5.桐生織の取引相場価格

桐生織の相場価格は状態が良いか、どこの工房が生産者かによって大きく異なります。例えば、本絹桐生織の男角帯は12,000円の値がつきました。こちらは桐生織らしい織りの長さ395cm、幅9.5cmの帯で亀甲唐衣柄の未使用中古のお品です。また、そよかぜ謹製の桐生織の証紙付き、染のお召着物用の反物は26,800円の値がつきました。青丹色のぼかし染めでふくろうやカキツバタを地紋に織り込んだお品で、身丈165cmまで対応可の反物です。他にも、みやがわの桐生織名古屋帯は15,000円の値がつきました。こちらは長さ373cm、幅31cmのざっくりと本麻で織った盛夏用の帯です。

6.桐生織の買取についてのまとめ

桐生織は、密度の濃い厚手の錦織からシボの細かな御召織や麻素材の夏用の織物まで、多様な織り技法を持っています。歴史とその技法の多さは西陣と並ぶとして認知されています。普段のおしゃれに欠かせない織物が多いので、幅広い着物好きから広く愛されています。本物の桐生織の帯地や着物は高い値がつく可能性があります。

着物の織物について

織物
織り
優佳良織南部裂織出雲織博多織献上博多織桐生織唐桟織首里織読谷山花織阿波しじら織ミンサー織八重山ミンサー読谷山ミンサー与那国織与那国花織アットゥシ織ざざんざ織羅織唐織米沢織南風原花織波筬織川平織多摩織西陣織保多織小倉織会津からむし織風通織伊兵衛織
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縮面
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木綿
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その他
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