甲斐絹（かいき）の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ！

1.甲斐絹を売りたいお客様へ

甲斐絹は、現在は洋服地やネクタイ、インテリアの織物として山梨県の郡内地方で織られています。江戸時代には、裕福な町人が羽織の裏地などにこの玉虫色の甲斐絹を使ったりしていました。現在は生産が行われていないため、非常に希少価値がある織物です。

2.甲斐絹についての解説

甲斐絹とは、山梨県の郡内地方で生産される絹織物です。室町時代、南蛮貿易で渡来した平織の絹織物を元に、江戸時代初期に織られるようになりました。経糸（たていと）緯糸（よこいと）ともに精練をしない絹糸で織り、あとから精練を行うのが特徴です。これにより控えめな光沢とすべりが良い織地になります。織った後で精練する甲斐絹は、非常に軽く薄手の生地でありながら腰があり、サラッとした風合を生みます。

3.甲斐絹の歴史

甲斐絹の歴史は、室町時代に遡ります。当時南蛮貿易によって中国からさまざまな織物が伝来してきました。その中の平織という織物をもとにして江戸時代の1661年から1673年に現在の山梨県の郡内地方で始まりました。江戸時代の中期に高度な技術を必要とする玉虫色の甲斐絹が織られました。幕府の贅沢禁止令が出され、見えないところでおしゃれをした町人文化により、甲斐絹の需要は高まりました。明治大正と時代が進み織物の機械化によって甲斐絹の生産は減少していきます。熟練した職人の手仕事でなければ織ることができない甲斐絹にとっては継承困難な問題でした。そして、1940年代を最後に甲斐絹は洋装の普及とともに姿を消してしまいます。現在は郡内地方の吉田市、西桂町、都留市、大月市で、甲斐絹の伝統技術受け継ぎ、洋服やネクタイ用に生産が行われています。

4.甲斐絹の買取査定ポイント

甲斐絹は現在織られていないため、希少価値が高いです。それ故に、本物であるかが非常に重要です。他にも、産地や保存状態も重要な査定ポイントになるので気を付けましょう。

• 正絹の甲斐絹であるかどうか（証紙があれば尚良し）
• 郡内産地のものかどうか（織工房が明確なもの）
• 保存状態は良好か（変色や生地のほずれがないか、箱が残っているかなど）

5.甲斐絹の取引相場価格

甲斐絹はすでに生産されていないので、市場に出回ることもほとんどありません。そのため、相場価格はわかりませんが、高値が付くことが予想されます。そんな希少な甲斐絹をお持ちであれば、ぜひ査定に出してみましょう。

6.甲斐絹の買取についてのまとめ

甲斐絹は、山梨県の郡内で江戸時代から織られた織物で、玉虫色の甲斐絹は裕福な町人たちの羽織の裏地に用いられたといいます。昭和に入り洋装が進むと、甲斐絹は洋服地やネクタイやカーテンなどのインテリア用として、織られるようになりました。現在は本来の甲斐絹はほとんど見ることはできませんが、それゆえに希少な織物ですので、高値が付くことが考えられます。

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