天鷺ぜんまい紬(あまさぎぜんまいつむぎ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!
1.天鷺ぜんまい紬を売りたいお客様へ
天鷺ぜんまい紬は、秋田県由利本荘市岩城亀田で作られている伝統工芸品です。元々はぜんまい白鳥織りとも言われていました。昔話にもよく出てくる、白鳥の恩返しそのものを表現したような着物です。白鳥の羽毛と、山菜として有名なぜんまいの綿毛が糸に織り込まれた非常に手間のかかる織物です。作り手は昭和初期に1度いなくなりました。天鷺ぜんまい紬は、1度伝統が途絶えかけましたが、昔の作り方を10年かけ復活させた人たちによって、今でも天鷺村で織られている着物です。現在、生産者は数名しかおらず希少価値の高い伝統工芸品となっています。
このページの目次
2.天鷺ぜんまい紬についての解説
天鷺ぜんまい紬は、草木染めの糸に、白鳥などの水鳥の羽毛、ゼンマイの綿毛が一緒に織り込まれた全国的にもとても珍しい織物です。食品としてぜんまいを出荷する際に綿は取ってしまうので、その綿を使用し糸を作っていきます。江戸時代、人々に普段着としてよく着られていた着物で、何度洗っても傷みがあまりなく、親子2代に渡って着古しても良いほど、丈夫な着物です。ぜんまいの綿は防水、防かび、防虫効果が高くその効果に目をつけた商人が商品として売るようになりました。
3.天鷺ぜんまい紬の歴史
天鷺ぜんまい紬は、江戸時代、現在の秋田県である亀田藩の町人たちの手によって生産が始まりました。なかなか手に入りにくかった繭の代わりに、織物にぜんまいの綿を使い始めたのがきっかけです。明治20年頃、商人である佐藤雄二郎が、水鳥などの羽毛を織り糸に一緒に使う混紡糸を考えだし、保温効果をさらにあげた天鷺ぜんまい紬を作り出しました。その後、ふわりとしたウールの風合いが人気をよび、頻繁に着られるようになりました。しかし、昭和6年頃生産者がいなくなった事により生産が中断される事となります。現在は史跡保存伝承の里、天鷺村で数少ない生産者の手により作られています。残されたわずかな資料から天鷺ぜんまい紬を復活させるのに約10年かかったそうです。
4.天鷺ぜんまい紬の買取査定ポイント
天鷺ぜんまい紬は、保存状態や工房の落款、証明があるかどうかによって価格に差が出ます。未使用のもの、又は仕立てられていない反物だと、さらに希少価値が上がります。最近では海外の方の着物への関心も高く、着丈160cm以上あると更に価値が高まるでしょう。
代表的な査定ポイント- 証明書や鑑定書があるか
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品はそろっているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
5.天鷺ぜんまい紬の取引相場価格
取引相場価格は、シミや着用された頻度によっても大きく変わります。天鷺ぜんまい紬の作品は生産量がとても少なくあまり市場に出回っていないため、希少価値も高く高値での取引が見込めるので、もし作品をお持ちでしたら是非お問い合わせください。
6.天鷺ぜんまい紬の買取についてのまとめ
紬は昔の人々の普段着として着られていました。虫やカビにとても強く、頑丈な着物です。天鷺ぜんまい紬は、草木染めで作られた織り糸に、わらびの綿、水鳥の羽毛が織り糸に一緒に使われているため着心地がとても柔らかく肌に触れた時はふんわりとした着心地です。着用する回数が増えるごとに優しい風合いになります。生産者がとても少ない事もあり、希少価値はとても高くほぼ市場に出てきません。かなりの高値が予想されます。天鷺ぜんまい紬をお持ちの方は査定に出してみてはいかがでしょうか。
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