紗(しゃ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.紗を売りたいお客様へ

紗とは日本の着物における織り方の種類で、絽(ろ)とともに夏に着るのが一般的です。
しかし同じ夏でも6月9月の初夏・晩夏に着るものではなく、7月~8月の盛夏に着るのが良いとされています。
同じ夏着物といて紹介される紗と絽ですが、両者の違いは隙間の位置です。基本的に縦横どちらかに隙間があるのが絽、全体にバランスよく隙間があるのが紗です。着物の種類が紗なのか絽なのかで買取価格も違うので、お手持ちの着物の判別がつかない人は参考にしてください。

このページの目次

2.紗についての解説

紗とは日本の織物の一種で、7~8月に着ることが多い夏着物の素材によく用いられます。
織り方はよじれさせた2本の縦糸の中に横糸を1本通す方法を採用しており、糸の折り目に隙間を作ることで通気性が期待できるのが特徴です。
また隙間が多いことで透け感もあり、「紗がかかったような」という表現のように透き通る清涼感にあふれています。

3.紗の歴史

紗の歴史は中国の秦・漢時代まで遡り、このときにはすでに紗という言葉が使われていました。しかし日本の正倉院には紗の資料が少なく、屏風にその例をみることしかできません。
一般的に平安時代の貴族の衣服として流行したことが知られており、その頃から通気性を活かした夏着物として用いられていた説が有力です。

4.紗の買取査定ポイント

紗のような夏着物を高く売るためには、下記の買取査定ポイントを意識することが重要です。特に着物の状態は買取価格に大きな影響を与えるので、管理面は慎重になることをおすすめします。

代表的な査定ポイント
  • 着物の状態が良好か
  • ブランド物の着物か
  • シーズン(夏)に適しているか

5.紗の取引相場価格

買取に出す着物の状態やブランドなど、同じ紗という素材でも買取価格が大幅に変動します。例えば、龍村平蔵制としてオークションに出品された紗は、素材が正絹、地色がクリームで落札価格が161,000円でした。薄いくすみやアクがある状態でも、著名な染織研究家などの紗は高額買取の対象になります。

*龍村平蔵:明治時代から続く襲名性の日本の染織研究家。

6.紗の買取についてのまとめ

紗とは夏着物における織り方の1種で、主に盛夏の7~8月にかけて着用されることが多いです。2本の縦糸と1本の横糸を交互に織るのが特徴で、隙間を作り通気性を向上させる効果があります。
古く中国の秦・漢時代からある歴史的な織り方で、日本では正倉院の屏風に発見されたのが最も古いです。平安時代の貴族が衣服として利用していたともされています。
買取価格の相場は10,000円~40,000円で、着物の状態やブランドによって大きく変動するので注意してください。シーズン(夏)を意識することで高く売れる傾向にあるのも要チェックです。

着物の織物について

織物
織り
優佳良織南部裂織出雲織博多織献上博多織桐生織唐桟織首里織読谷山花織阿波しじら織ミンサー織八重山ミンサー読谷山ミンサー与那国織与那国花織アットゥシ織ざざんざ織羅織唐織米沢織南風原花織波筬織川平織多摩織西陣織保多織小倉織会津からむし織風通織伊兵衛織
米沢琉球紬天鷺ぜんまい紬結城紬大島紬信州紬上田紬松本紬飯田紬伊那紬置賜紬長井紬米沢紬村山大島紬小千谷紬塩沢紬牛首紬郡上紬秦荘紬綾の手紬久米島紬南部紬紅花紬白鷹紬栃尾紬白山紬烏城紬仁田山紬琉球紬
伊勢崎絣十日町絣伊予絣備後絣倉吉絣弓浜絣広瀬絣久留米絣薩摩絣琉球絣肥後絣所沢絣中野絣作州絣
銚子縮小千谷縮岩国縮高島縮明石縮
縮面
浜縮緬江戸縮緬丹後縮緬御召西陣御召白鷹御召
木綿
津軽木綿因州木綿三河木綿丹波木綿知多木綿松阪木綿伊勢木綿遠州木綿会津木綿
綸子銘仙足利銘仙塩瀬黄八丈秋田八丈本塩沢夏塩沢甲斐絹精好仙台平
上布宮古上布八重山上布越後上布能登上布近江上布福光麻布奈良晒
その他
芭蕉布喜如嘉の芭蕉布金襴糸錦佐賀錦葛布ホームスパン藤布丹波布科布白石紙布