黄八丈(きはちじょう)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!
1.黄八丈を売りたいお客様へ
黄八丈は、東京都の八丈島で作られる絹織物で八丈紬のことをいいます。八丈島原産の八丈カリヤス、コブナグサで鮮やかな黄色に染めたものが主体で、タブノキの皮から染料を得て樺色に染めた鳶八丈、スダジイの木の皮から染料を得て大島紬と同じように島の泥を使って媒染作業を行う黒色の黒八丈もあり、総称として黄八丈とよばれています。綾織の黒八丈は独特の光沢をもち、通の方にとっては喉から手が出るほど手に入れたい大変希少なものです。黄八丈は、格子縞で、平織りと綾織りがあります。草木染めをされ染め上がった糸は水洗い、乾燥させてその後2~5年静かに寝かされます。これによって糸の色むらがなくなり、落ち着きのある色になるのです。昔から染めと織りは分業されていて、現在、染元工房1軒のみで、染織を一貫して行う染織元も1軒のみとなってしまいました。黄八丈は、希少価値があり、優雅で控えめな光沢があり、織物通にとって大変心惹かれる織物です。
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2.黄八丈についての解説
八丈島の養蚕は秦の始皇帝の時代に徐福とともに蓬莱山を目指した人々が八丈島に流れ着き伝えたことに起源があるといわれています。黄八丈は、黄八丈、鳶八丈、黒八丈と3種類の色の総称であり、3色とも地元八丈島にある草木に染料を得て染められています。黄八丈はすべて人の手によって織られています。綾織には数百もの種類があり、これに縞や格子が組み合わされて様々な表情の黄八丈が作り出されます。本場黄八丈の格子縞は八丈島の伝統的な柄です。鮮やかな発色と色落ちしない染色のために椿や榊の灰汁や泥が媒染に使われています。染色された糸は、糸くりされ、整経されて高機で手織りされています。そこから優雅でそれでいて派手ではない渋い織物が生まれます。黄八丈は染織りの工房が八丈島に2軒残っている中での生産であり、本場の黄八丈の生産は希少なものとなっていくことが考えられます。希少価値が高まる黄八丈をお持ちであれば一度査定を受けられることをお勧めいたします。
3.黄八丈の歴史
黄八丈の原型は古くは平安時代末期に始まったとされています。室町時代に八丈島から本土へ年貢として納めたことが始まりといわれています。八丈島の絹織物は江戸時代まで幕府への上納品でした。当初は大名、大奥での使用に限られていました。次第に町民へと広がりを見せていきました。黄色は不浄を払う色、魔除けの色として着用されるようになり、特に医者の間で黄無地が好まれました。黄無地か白無地で八丈絹と呼ばれていました。樺色染めと、黒に染めた黒染が始まりそれにより、格子、縞が織れるようになりました。八丈縞と呼ばれた時期もあったようです。本場黄八丈は八丈島の特産品として八丈島の経済を支えて1977年には国の伝統工芸品に指定されました。現在は、染織りを担う染織元1軒、染元1軒で本場黄八丈の生産を担われているのが現状です。
4.黄八丈の査定ポイント
本場黄八丈あるかどうかは大切です。汚れ、シミ、傷み、カビなどがあると査定額が下がってしまいます。
代表的な査定ポイント- 本場黄八丈を示す証書などがあること。
- 保存状態が良好であること。
- 新品、未使用であること。
- サイズが大きいもの。
- 箱入りであること。
5.黄八丈の取引相場価格
本場黄八丈で西條吉広と大畑恵美の手になる黒黄八丈のグレー格子の反物で袷に仕立て可能なものが600,000円で取引されています。本場黄八丈は生産も少なくなってきており今後その希少性はますます高くなっていくことが考えられます。黄八丈をお手元にお持ちの方はご相談をお気軽にしていただくことをお勧めいたします。
6.高価買取が期待できる黄八丈について
黄八丈は八丈島の植物で染め上げられたシンプルな着物ですが、染料にタブノキ・コブナ・シイの木などの天然材料を使用しており、伝統工芸品の指定を受けているため、査定額は高値が期待できます。女性ものであれば、160cm以上のものが高値で取引きされており、サイズも査定には重要なポイントです。
山下めゆ作「黄八丈」
山下めゆは、7歳のときから祖父に染色技術を学びました。第二次世界大戦後、化学染料の染物が市場に出回る中で、300年続く草木染めの伝統的な技法を守り、八丈島で本場黄八丈の礎を築いた作家でした。山下めゆの作品は希少性が高く、市場にほとんど姿を見せることがない為、高額での取引きが期待できます。
山下八百子作「黄八丈」
山下八百子は、母の山下めゆに染色技術を学び、母とともに生産性よりも伝統技術を守ることに尽力しました。その功績が評価され、母に続き1986年には東京都無形文化財技術保持者の認定を受けます。山下八百子の黄八丈は、発色の鮮やかさと艶があり、光の当たり方によって輝きを変え、生き物のようだと評されています。また、織り技術の高さから丈夫で柔らかな仕上がりを実現しており、作品は現在でも高額で取引きされている作家です。なかには70万~170万円の値がつく作品も存在します。
山下芙美子作「黄八丈」
山下芙美子は、母の八百子から伝統技法を学び、山下家の本場黄八丈を引き継いだ作家です。祖母めゆの名前を由来とした「黄八丈めゆ工房」を創設し、八丈島の伝統技法を守る工房を運営しています。山下芙美子の作品は、伝統技法を守りつつ洗練された美しいデザインが特徴的です。「黄八丈めゆ工房」で製作された作品はブランド価値が高く、市場では10万円以上での取引きも少なくありません。
ゆめ工房作「黒黄八丈」
黒黄八丈は、黄八丈の一種ですが黒い染料を多く使用しているため、全体的にシックな色合いに仕上がります。製造工程がに手間と時間がかかるため、一般的な黄八丈よりも高値で取引きされています。ネットでの販売価格は平織で35万前後から、綾織で40万前後が多いようですが、高価なものは50万円を超えるものも存在します。呉服店の店頭や展示会などではさらに高値で取引きされており、高額査定が期待出来る作品です。
7.黄八丈の査定依頼をしたお客様の声
長崎県にお住まいのK.I様
- 問い合わせ方法:電話
- お問い合せ地域:長崎県
K.I様が査定をした理由
母親が昨年永眠し、遺品整理をしていました。母は生前和装を好んでおり、自分が着る以外にも気に入ったものがあれば購入していました。今回は父に着物の売却を頼まれ、信頼できる買取査定サイトを探しているうち、無料相談できるこちらのサイトを見つけました。母が大切にしていた和装類なので、少しでも信頼できるところにお願いしたいという思いから、早速電話で、どのような流れで買取査定をしていただけるのか確認することにしました。
K.I様がSATEeeeを利用した感想
電話で担当者の方は、私の質問に丁寧に回答してくださり、「ここなら買取査定をお願いしても大丈夫そうだ」と、安心できました。買取査定を依頼した母の着物は、八丈島で伝統的に作られている「黄八丈」で、本場を証明する証紙も付いていたため大変高額の査定となりました。相談から査定、買取りまで一貫して丁寧に対応してくださったので、父も満足しており残っている和装類もまとめて買取査定をお願いする予定です。
青森県にお住まいのR.E様
- 問い合わせ方法:メール
- お問い合せ地域:青森県
R.E様が査定をした理由
私は昔から時代劇が好きで、なかでも町娘が着る着物に興味を持っていました。その着物は「黄八丈」という伝統技法で製造されたもので、大変高価だったため購入は諦めていました。先日親戚から使用しなくなった着物をいただける機会があり、その中に私が欲しかった「黄八丈」が含まれていました。若い頃に欲しかった着物だったので、大変嬉しかったのですが、使用機会を考えてとき、たとう紙に包んで保管するだけになってしまうのは、作家に申し訳ないという思いから買取査定を検討することにしました。
R.E様がSATEeeeを利用した感想
買取査定サイトは、ネットで幾つかの候補の中からオンライン査定に対応していることと、無料相談が決め手となり、こちらのサイトにメールで問い合わせることにしました。メールでの返信の後、担当者の方と直接電話で相談をして正式に買取査定を依頼することにしました。依頼した「黄八丈」は、有名作家の作品で本場黄八を証明できたため、高額での取引きとなりました。一瞬でも憧れだった「黄八丈」を所有できた上に、高額査定をいただけて大変満足しています。
群馬県にお住まいのM.I様
- 問い合わせ方法:LINE
- お問い合せ地域:群馬県
M.I様が査定をした理由
私は和装を趣味にしており、気に入ったものがあれば購入しています。最近和装を整理していたときに、使用せずに保管するだけの着物に対して、「勿体ない」と思うようになり、買取査定を検討するようになりました。娘からこちらのサイトではLINEでの買取査定に対応していることを聞き、数種類所有している「黄八丈」の買取査定を相談することにしました。
M.I様がSATEeeeを利用した感想
LINEでの相談で依頼するつもりでしたが、担当者の方と直接電話でお話しできたため、安心して買取査定を依頼すすることができました。買取査定を依頼した「黄八丈」は、本場黄八丈の工房で製作されたもので、未使用品でした。購入したときに、高価なものだった為、納得のいく査定でなければ、売却するつもりはありませんでしたが、品物の状態が良かったことと、工房を証明する証紙がついていた事が査定に反映されており、満足のいくものになりました。今回は「黄八丈」の買取査定を依頼しましたが、ほかのブランドについても買取査定を検討中です。
北海道にお住まいのM.T様
- 問い合わせ方法:メール
- お問い合せ地域:北海道
M.T様が査定をした理由
私の母の実家は東京都八丈島で、伝統工芸品である「黄八丈」が有名です。母は地元の黄八丈を所有し、長年大事に保管していいましたが、最近では保管しているよりも必要な人に使用してもらいたいと、口にするようになりました。そこで母に代わって、買取査定サイトを探しているうちに、コンテンツが充実している上に、無料相談や出張買取りに対応しているこちらのサイトにメールで問い合わせてみました。
M.T様がSATEeeeを利用した感想
母が長年大事にしている着物だけに、信頼できるところにお願いしたい気持ちが強く、言葉は悪いですが、基本すべて疑っていました。しかしこちら担当者の方は、真摯に内容を聞いてくださり、押し売り的な部分も見受けられなかった為、安心して買取査定を依頼することができました。母の「黄八丈」は、島で唯一の工房で製作されたブランド物で、大切に保管していた為、状態がよく満足のいく査定結果が得られました。母が大事にしていた着物だっただけに私も役割が果たせてホッとしています。
滋賀県にお住まいのT.N様
- 問い合わせ方法:電話
- お問い合せ地域:滋賀県
T.N様が査定をした理由
私は母から先日和装類を大量に貰い受けることになりました。母は着物を集めるのが趣味でしたが、高齢ということもあり私に譲ることを決めたそうです。母の着物は加賀友禅の訪問着など、今の私でも着用できそうなものがある一方で、色合い的に少し使用頻度が低いものがあり、それらの買取査定を検討していました。買取査定サイトに幾つか問い合わせてみた結果、電話での対応が丁寧だったこちらのサイトに買取査定をお願いすることにしました。
T.N様がSATEeeeを利用した感想
担当者の方に電話で幾つか質問をしましたが、一つひとつ丁寧な回答をしていただき、買取査定が初めての私でも不明点を解消することができました。今回私が依頼した着物は「黄八丈」と呼ばれる伝統工芸品らしく、非常に高価なものが存在するということを教えていただきました。残念ながら母の「黄八丈」は証紙が消失しており、査定にはマイナス要素でしたが、状態の良さや箱が付いていることなどが考慮され、高値での取引きとなりました。また買取査定を相談したい和装類が出てくれば、ぜひお願いしたいと思います。
8.黄八丈の買取についてまとめ
黄八丈は、室町時代には八丈島の絹織物として起源があったと考えられており、江戸時代には幕府への献上品となり少しずつ町民へと広がり人気となりました、鳶、黒の染の始まりにより格子縞が織られるようになり今の黄八丈が発展しました。すべてが八丈島の自然素材で制作されており現在は制作者も少なくなり本場黄八丈は非常に希少価値が高くなっております。しかし織物としての人気は高く、その優美で、控えめな光沢をもつ黄八丈を手にしたいと願う着物通の方は非常にたくさんおられます。黄八丈をお持ちの方は、ぜひ査定をお受けになることをお勧めいたします。
着物の織物について
- 織物
- 織り
- 優佳良織| 南部裂織| 出雲織| 博多織| 献上博多織| 桐生織| 唐桟織| 首里織| 読谷山花織| 阿波しじら織| ミンサー織| 八重山ミンサー| 読谷山ミンサー| 与那国織| 与那国花織| アットゥシ織| ざざんざ織| 羅織| 唐織| 米沢織| 南風原花織| 波筬織| 川平織| 多摩織| 西陣織| 保多織| 小倉織| 会津からむし織| 風通織| 伊兵衛織
- 紬
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- 絣
- 伊勢崎絣| 十日町絣| 伊予絣| 備後絣| 倉吉絣| 弓浜絣| 広瀬絣| 久留米絣| 薩摩絣| 琉球絣| 肥後絣| 所沢絣| 中野絣| 作州絣
- 縮
- 銚子縮| 小千谷縮| 岩国縮| 高島縮| 明石縮
- 縮面
- 浜縮緬| 江戸縮緬| 丹後縮緬| 御召| 西陣御召| 白鷹御召
- 木綿
- 津軽木綿| 因州木綿| 三河木綿| 丹波木綿| 知多木綿| 松阪木綿| 伊勢木綿| 遠州木綿| 会津木綿
- 絹
- 紗| 絽| 綸子| 銘仙| 足利銘仙| 塩瀬| 黄八丈| 秋田八丈| 本塩沢| 夏塩沢| 甲斐絹| 精好仙台平
- 麻
- 上布| 宮古上布| 八重山上布| 越後上布| 能登上布| 近江上布| 福光麻布| 奈良晒
- その他
- 芭蕉布| 喜如嘉の芭蕉布| 金襴| 糸錦| 佐賀錦| 葛布| ホームスパン| 藤布| 丹波布| 科布| 白石紙布
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