倉吉絣（くらよしかすり）の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ！

1.倉吉絣を売りたいお客様へ

倉吉絣とは、江戸時代から伝わる綿絣で、絵のように複雑に織られた絵絣と呼ばれるものです。倉吉の伝統工芸品の倉吉絣は松竹梅や鶴亀、大黒様など縁起の良い模様が多く、描写的な仕上がりは藍染の小紋のようです。明治に入り着用だけでなく夜具や布団の生地として農村の家庭で使われた絣生地ですので、それらは現在リメイク用として、はぎれでも高く取引されるものです。

2.倉吉絣についての解説

倉吉絣は、弓ヶ浜絣、広瀬絣とともに山陰地方の代表的な絵絣の一つです。絵絣とは、文字通り絵のような柄を精緻に織った絣で、高度なものは一反を織り上げるまで約二カ月かかるといいます。鳥取県の倉吉地方で江戸時代中期から織られるようになった倉吉絣は、太めの絣糸を使った厚地の絣です。そして、ひし形や亀甲、青海波、麻の葉などの有職文様を織り込むのが倉吉絣の特徴です。倉吉絣は色あせず柔らかく、着るごとに着心地が良くなります。また細い糸で手描きのように表現された小紋着物のような倉吉絣は、名古屋帯と併せて外出着としても、おしゃれに着こなせます。

3.倉吉絣の歴史

倉吉絣は、約200年前の江戸時代後期ごろ、稲嶋大助によって鳥取県倉吉市で織られるようになった絣です。最初は農家の副業に織った倉吉絣は簡素な縞柄が主流でしたが、明治20年代から複雑な絵柄が織られるようになります。明治時代、船木の桑田工場から出品した倉吉絣は万国博覧会で受賞すると、明治後半から大正にかけてさかんに生産されます。その後は手織りの高度な技術は機械化できすに次第に衰退していきます。戦後に絣研究家の福井貞子を代表とする絣保存会が発足され、倉吉絣は現代にも受け継がれています。

4.倉吉絣の買取査定ポイント

本物の倉吉絣かどうかが重要です。鳥取県倉吉で生産されたことが明らかであれば、なお良いでしょう。もちろん、作品の保蔵の状態が良いかも重要なポイントなので、保存はしっかりと行いましょう。

• 本物の倉吉絣かどうか（証紙があれば尚良し）
• 倉吉の生産かどうか（織工房が明確なもの）
• 保存状態は良好か（変色や生地のほずれがないか、箱が残っているかなど）

5.倉吉絣の取引相場価格

相場価格は状態が良いか、どこの工房が生産しているかによっても大きく異なります。例えば、倉吉絣保存会の証紙が入った倉吉絣の反物は46,000円でネットオークションにて落札されています。こちらは手織で作られており、藍染で染められた落ち着いた色合いがいい味を出している作品です。このほかにも、反物の状態で数万円で取引されているものがあり、その人気が窺えます。

6.倉吉絣の買取についてのまとめ

倉吉絣は、藍染の地に絵のように図案を織りこんだ小紋のような絣です。絵絣と呼ばれる絣の一つです。一時、織の職人が激減しましたが、現在は倉吉市の伝統工芸品に指定され保存活動が行われています。昔は倉吉の普通の家には布団や夜具などに使われていた倉吉絣は、洗い張りやはぎれで市場に出ており、リメイク用として現在も人気があります。

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