薩摩絣(さつまがすり)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.薩摩絣を売りたいお客様へ

薩摩絣は細い上質の糸を用い、琉球絣を祖とし、奄美大島の大島絣の技術を取り入れて織られた綿織物です。薄くしなやかな地風と精巧な絣柄が特徴です。精緻な技術によって織り上げられた薩摩絣の風合いは木綿生地でありながら絹と見まごうほどの繊細さで、最高級の木綿絣として格付けされています。

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2.薩摩絣についての解説

薩摩絣は別名で綿薩摩とも呼ばれ、紺地のものを紺薩摩、白地のものを白薩摩と区別して呼ぶこともあります。琉球絣が元々のルーツですが、現代ではそれを感じさせない意匠に生まれ変わっており、コンテンポラリーな絣柄は年代を超えて愛されています。

3.薩摩絣の歴史

1532~1555年の天文年間に薩摩紺織と呼ばれる無地や縞柄、単純な絣柄などの藍染木綿が織られていました。薩摩絣の正確な起源は解明されておらず、そのルーツは1609年に薩摩藩の藩主である島津義久が琉球に侵攻した際の献上品であったと推測されているようです。鹿児島産の薩摩絣が織られるようになったのは1736~1741年の元文年間のことで、それまで薩摩藩は藩に属する琉球(沖縄)産の琉球絣を薩摩絣として販売していました。琉球で製作されてはいたものの、当時は薩摩藩を介して流通していたために薩摩絣の名で知れ渡り、庶民の着物として人気を博します。その後、薩摩絣の需要は徐々に減少していきますが、1955年ごろになって東郷織物工場の東郷治秋とその息子である永江明夫による薩摩絣の研究によって、大島紬の製法を駆使した新たな薩摩絣を生み出し、これをきっかけに薩摩絣は再び脚光を浴びることとなります。第二次世界大戦後の薩摩絣は大島紬調の絣柄になります。これによって琉球絣の印象が薄れ、薩摩絣の世界観が確立されていきました。

4.薩摩絣の買取査定ポイント

最も注視されるのは正規の薩摩絣であるかどうかです。これを証明するものとして証紙などがあると査定ポイントが上がります。薩摩絣の場合、柄が小さいほど査定が上がるとの報告もあるようです。品物にシミやカビ、虫食い、擦れ、汚れなどがあると、査定額は下がる傾向があります。一度クリーニングなどに出して、品物のコンディションを整えるのもよいでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 薩摩絣であるか(証紙や箱書き、裏書などがあると査定に有利)
  • 保存状態が良いか

5.薩摩絣の取引相場価格

オークションに出品された薩摩絣は広衿で、身丈171cm、身幅65cm、裄丈70cmの大きさです。裄はそれ以上伸ばせず、裏地には正絹が使われていました。表地の袖や衽(おくみ)、身頃などにカビ汚れが見られるものの、落札価格は30,000円と高額になっています。非常に手のかかる織物であることから、高級品として中古市場でも人気があり、リメイクやリサイクル市場は活況を呈しています。

6.薩摩絣についてのまとめ

薩摩絣はその素材として細番手の綿糸を用い、大島紬の絣の技法を駆使した綿織物で、絹に間違われるほどの風合いと独特の艶があります。琉球絣のような素朴な雰囲気から今は一変し、凝ったデザインが施されるようになりました。大変滑らかな手触りと、手仕事ならではの素朴な温かみが市場でも人気があります。もしお手元に薩摩絣お持ちでしたら、買取査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

着物の織物について

織物
織り
優佳良織南部裂織出雲織博多織献上博多織桐生織唐桟織首里織読谷山花織阿波しじら織ミンサー織八重山ミンサー読谷山ミンサー与那国織与那国花織アットゥシ織ざざんざ織羅織唐織米沢織南風原花織波筬織川平織多摩織西陣織保多織小倉織会津からむし織風通織伊兵衛織
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伊勢崎絣十日町絣伊予絣備後絣倉吉絣弓浜絣広瀬絣久留米絣薩摩絣琉球絣肥後絣所沢絣中野絣作州絣
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縮面
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木綿
津軽木綿因州木綿三河木綿丹波木綿知多木綿松阪木綿伊勢木綿遠州木綿会津木綿
綸子銘仙足利銘仙塩瀬黄八丈秋田八丈本塩沢夏塩沢甲斐絹精好仙台平
上布宮古上布八重山上布越後上布能登上布近江上布福光麻布奈良晒
その他
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