絹(きぬ)の買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.絹を売りたいお客様へ

絹とは、蚕の繭からとった動物繊維のことです。独特の光沢感があり、絹でつくられた織物も古くから珍重されてきました。また、天然繊維の中では唯一の長繊維です。絹の着物は買取市場においても需要があり、人気も高いです。今回はその絹について詳しく解説していきたいと思います。

このページの目次

2.絹ついての解説

絹は繭から採れる動物性繊維で、柔らかくて非常に軽く、吸湿性通気性に優れています。染まりやすいという弱点としては、水に弱く、変色や日光による変色などがあります。その素材感から、絹織物は主に夏用に着用するのが最も好ましいとされています。

3.絹の歴史

日本最古の絹織物は2100~2150年前の福岡県有田遺跡から発掘されています。また、続日本書記には「絹は九州の名産品であった」という記述があります。しかし、絹は特権階級の人たちが主に着ている素材でした。それは江戸まで時代が進んでも同じで、絹の着物は一般庶民が着るものではなかったとされています。明治時代となった際には、糸自体が高価なものではなくなったことで一般の人にも出回るようになり、絹の着物が人気になったとされています。

4.絹の買取査定ポイント

まず重要なポイントが作品の状態の良し悪しです。シミや汚れ、カビなどがあるとその分査定評価はマイナスとなってしまうので査定前に必ず確認することをおすすめします。また、箱や共布、保存袋などの付属品が残っているか、証紙や証明書、鑑定書などそのものの価値を証明するものはあるかどうかによっても査定額は変動します。それ以外にも、有名作家や人気の作品かどうかも重要なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • コンディションがよいか(シミや汚れ、カビなどがないか)
  • 付属品は残っているか(箱や共布、保存袋など)
  • 有名作家の作品かどうか
  • 人気の作品かどうか
  • 価値を証明するものがあるか(証紙や証明書、鑑定書など)

5.絹の取引相場価格

絹の取引相場価格は、コンディションは良好か、付属品が揃っているか、素材は何でできているかによって大きく異なってきます。例えば、絽の振袖には約15万円の値が付けられたものがありました。こちらはサイズが身丈155cm、桁64cm、袖丈94cm、後幅28.5cm、前幅23cm、素材は絹、スレや汚れなどが見られる状態で、薔薇が印象的な一品でした。また、絹で織られた小振袖には約15万円の値が付けられました。こちらはサイズが身丈160cm、桁64cm、袖丈73cm、前幅25cm、後幅33cm、多少のキズや汚れなどが見られる状態で、百合の文様が見事な一品でした。

6.絹の買取についてのまとめ

絹は蚕の繭から紡がれた生糸を使用した織物です。滑らかで柔らかい風合いで染まりやすいため、高級な染め織物の素材としても利用されています。絹は織物の素材の中でも高級なものとされているので、高い値段が付きやすい傾向にあります。もし使わない絹の着物などの織物がありましたら、査定に出してみてはいかがでしょうか。

7.絹の主な種類

同じ絹でも糸の撚り方や織り方によってさまざまな種類があります。また、絹は生地の中でも最高級品であるので、留袖や大島紬など一般的に格の高い着物に使用されます。

  • 綟り織で織られた、薄く透き通る絹織物のことです。日本では平安時代ごろに夏の衣料として使用されました。

  • 綟り織で織られる、薄く透き通った絹織物の一種です。江戸時代に夏の衣料に使う生地として発展した織物で紗の変形に当たります。

  • 綸子

    繻子織地に繻子織の裏組織で模様を織り出した絹織物のことを指します。薄手で地紋が目立ちにくく、緞子に比べると柔らかいです。

  • 銘仙

    平織りの絹織物であり、大正から昭和にかけての女性の普段着として、そしてお洒落着として日本全国に普及しました。

  • 足利銘仙

    栃木県の足利で生産される絹を素材とした先染めの平織物です。現在では、栃木県伝統工芸品に指定されています。

  • 塩瀬

    塩瀬羽二重の略のことで、経・緯糸とも生糸を用いた厚地の羽二重で、経糸を密に緯糸に太糸を用いた絹の生織物です。

  • 黄八丈

    八丈島に伝わる草木染めの絹織物です。島の植物の煮汁で染めた糸を平織りまたは綾織りに織り、縞模様や格子模様が作られます。

  • 秋田八丈

    秋田県で織られている草木染めの絹織物です。茶から黄色の色をベースとした繊細な格子を縞の意匠で織り出すのが特徴です。

  • 本塩沢

    新潟県南魚沼市で織られる絹織物です。湯の中で揉んでだす「しぼ」立ちの独特な風合い絣模様が特徴です。

  • 夏塩沢

    夏用に細糸を用いて織った本塩沢のことを指します。麻織物の技術を活かした絹織物による夏用の生地となっています。

  • 甲斐絹

    絹織物の一種で、絹練り糸による平織物であり、経糸は緯糸の倍の太さの糸を使用します。風合いは冷たく、さわやかな織物です。

  • 精好仙台平

    宮城県仙台を生産地とする絹織物のことを指します。縞模様が特徴であり、男性用の高級袴地とされています。

着物の織物について

織物
織り
優佳良織南部裂織出雲織博多織献上博多織桐生織唐桟織首里織読谷山花織阿波しじら織ミンサー織八重山ミンサー読谷山ミンサー与那国織与那国花織アットゥシ織ざざんざ織羅織唐織米沢織南風原花織波筬織川平織多摩織西陣織保多織小倉織会津からむし織風通織伊兵衛織
米沢琉球紬天鷺ぜんまい紬結城紬大島紬信州紬上田紬松本紬飯田紬伊那紬置賜紬長井紬米沢紬村山大島紬小千谷紬塩沢紬牛首紬郡上紬秦荘紬綾の手紬久米島紬南部紬紅花紬白鷹紬栃尾紬白山紬烏城紬仁田山紬琉球紬
伊勢崎絣十日町絣伊予絣備後絣倉吉絣弓浜絣広瀬絣久留米絣薩摩絣琉球絣肥後絣所沢絣中野絣作州絣
銚子縮小千谷縮岩国縮高島縮明石縮
縮面
浜縮緬江戸縮緬丹後縮緬御召西陣御召白鷹御召
木綿
津軽木綿因州木綿三河木綿丹波木綿知多木綿松阪木綿伊勢木綿遠州木綿会津木綿
綸子銘仙足利銘仙塩瀬黄八丈秋田八丈本塩沢夏塩沢甲斐絹精好仙台平
上布宮古上布八重山上布越後上布能登上布近江上布福光麻布奈良晒
その他
芭蕉布喜如嘉の芭蕉布金襴糸錦佐賀錦葛布ホームスパン藤布丹波布科布白石紙布