塩瀬(しおせ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.塩瀬を売りたいお客様へ

塩瀬は、着物のおしゃれに欠かせない染め帯の織地として有名です。塩瀬は、花鳥風月や季節の風物詩の柄が染められる名古屋帯によく用いられます。きっちりと締めやすく着崩れしないので、趣味の集まりやクラス会や観劇など一年を通じて出番が多い帯です。有名な染め作家や粋な模様の塩瀬の名古屋帯でしたら、高い値段で取引される可能性が高いといえそうです。

このページの目次

2.塩瀬についての解説

塩瀬とは、着物の帯として人気の正絹織物です。塩瀬の帯は張りがあって適度にしなるので、きっちり締められる気持ちの良い帯地として着物好きに好まれます。織物としては、羽二重(はぶたえ)の一種で、生糸を使用した重めの羽二重のことで塩瀬羽二重ともいわれます。上質な塩瀬は新潟県の主に五泉市を産地としています。塩瀬は織りの密度が高く平らで、厚手ながらつるりとして染めに適してるため、染め帯といえば、ほとんど塩瀬を使います。塩瀬の名古屋帯は、9月から5月まで盛夏の時期を除き着られ、盛夏には絽の塩瀬が用いられます。近年はレーヨンなどの人造繊維も使われ、帯の他に羽織、半襟、袱紗など広く用いられます。

3.塩瀬の歴史

塩瀬は、塩瀬羽二重の略語ですが、その羽二重とは正絹の生糸で織られた伝統的な織物です。安土桃山時代から江戸時代に献上品として織られた記録があります。羽二重の名称が定着したのは明治時代の初め、政府がヨーロッパから持ち帰った白い絹織物を参考に機械で量産された頃のことです。明治の日本の絹織物の輸出はほとんど羽二重で、日本の殖産興業を支え桐生、福井、五泉などで盛んに織られました。塩瀬羽二重、いわゆる塩瀬は、この羽二重を経糸(たていと)を密にして、緯糸(よこいと)を太くして畝(うね)織りとしたもので、主に新潟の五泉市の横正機業場で明治以降、現在まで生産を続けています。また塩瀬の名称は、千利休の袱紗所の塩瀬九郎右衛門の名からつけられたともいわれています。

4.塩瀬の買取査定ポイント

正絹の塩瀬かどうかが重要です。五泉で生産された証紙が貼られたものであれば、なお良いでしょう。また有名織元や染め作家は明確にされるので、そこも査定ポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 正絹の塩瀬であるかどうか(五泉で生産された証紙があれば尚良し)
  • 有名な織元かどうか(工房が明確なもの)
  • 保存状態は良好か(変色や生地のほずれがないか、箱が残っているかなど)
  • 特定の作家のものかどうか(作家落款が染められる)

5.塩瀬の取引相場価格

相場価格は状態が良いか、どこの工房が生産者かによって大きく異なります。例えば、東京手描き友禅作家の「佐波古直明」の落款付き塩瀬の正絹名古屋帯は、30,001円の値がつきました。こちらは、紺碧の地に白鷺が染められた長さ374cm、幅31cmの中古帯で、お手入れすれば状態が良くなる程度のシミがあるお品です。また十日町友禅の秀美謹製、名古屋帯用の塩瀬未仕立て新反物は43,000円の値がつきました。こちらは五泉産の絽の正絹塩瀬の証紙付き、うちわ模様で盛夏に締める帯地です。

6.塩瀬の買取についてのまとめ

塩瀬は、染めの名古屋帯に使われる大変ポピュラーな帯地です。袱紗や着物地にもありますが、やはり塩瀬といえば、おしゃれな名古屋帯というのが一般的でしょう。軽く締めやすく着崩れない、そして手描きの通な柄模様の帯は、着物好きの方でしたら数多く所有したいものです。特に上質な正絹の塩瀬で、手描き染めの名古屋帯ならば高く取引されているようです。

着物の織物について

織物
織り
優佳良織南部裂織出雲織博多織献上博多織桐生織唐桟織首里織読谷山花織阿波しじら織ミンサー織八重山ミンサー読谷山ミンサー与那国織与那国花織アットゥシ織ざざんざ織羅織唐織米沢織南風原花織波筬織川平織多摩織西陣織保多織小倉織会津からむし織風通織伊兵衛織
米沢琉球紬天鷺ぜんまい紬結城紬大島紬信州紬上田紬松本紬飯田紬伊那紬置賜紬長井紬米沢紬村山大島紬小千谷紬塩沢紬牛首紬郡上紬秦荘紬綾の手紬久米島紬南部紬紅花紬白鷹紬栃尾紬白山紬烏城紬仁田山紬琉球紬
伊勢崎絣十日町絣伊予絣備後絣倉吉絣弓浜絣広瀬絣久留米絣薩摩絣琉球絣肥後絣所沢絣中野絣作州絣
銚子縮小千谷縮岩国縮高島縮明石縮
縮面
浜縮緬江戸縮緬丹後縮緬御召西陣御召白鷹御召
木綿
津軽木綿因州木綿三河木綿丹波木綿知多木綿松阪木綿伊勢木綿遠州木綿会津木綿
綸子銘仙足利銘仙塩瀬黄八丈秋田八丈本塩沢夏塩沢甲斐絹精好仙台平
上布宮古上布八重山上布越後上布能登上布近江上布福光麻布奈良晒
その他
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