出雲織（いずもおり）の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ！

1.出雲織を売りたいお客様へ

出雲織とは、昭和34年に島根県の安来市で、青戸柚美江によって誕生した木綿絣です。安来地方で江戸時代から織られた絣を元にしていますが、青戸柚美江のシンプルで現代感覚のある独自のデザインで人気の高い絣です。天然藍染めにこだわった作品や、藍を使わないものまで織られていますが、青戸氏の作家物なので市場になかなか出回らないため高い値がつくといえそうです。

2.出雲織についての解説

出雲織は、島根県安来地方で江戸時代に木綿絣から生まれた織物です。現在は安来市で糸紡ぎから藍糸染め、手織り、と伝統的な工程と技術を大切にしながら、独創的な模様をデザインした織が特徴です。現在の出雲織の伝承者である、青戸柚美江が昭和34年に安来市で創業しました。江戸時代から続く絣織をもとに、個性的な感覚のシンプルな柄が人気を得ています。特に藍染めは入念に行い、天然藍で染め、藍かめの温度にも最新の注意をはらい、藍の糸の色合いに微妙な加減を施す工夫がされています。その出雲織で作られる着物地や帯は、実用性に富んでいながら、青戸柚美江という作家のセンスが光り深みと美しさがあります。洗えば洗うほど生まれる柔らかな風合いとあいまって、評価は高まっています。

3.出雲織の歴史

出雲織は、江戸時代にその技法が確立したといわれます。山陰地方には同じ時期に、広瀬絣や倉吉絣などの絵絣が織られるようになり、出雲織もそれらと同様に、江戸時代の農村の女性たちが農作業の傍ら、細々と織ってきた藍染めの木綿絣でした。明治大正まで日常着や布団や夜具の布地として出雲絣は存続してきました。しかし昭和になると特に戦後に生活様式が一変し、木綿絣の織り手の確保は難しくなします。そんな中、安来市在住の初代青戸柚美江が昭和34年に出雲織の工房を創業しました。出雲織は江戸時代から続く絣をもとに青戸柚美江が始めた織物で、島根県の伝統工芸品に指定されました。現在はその息子である青戸秀則によって受け継がれ、100人を超える門下生がいます。

4.出雲織の買取査定ポイント

青戸柚美江か秀則の出雲織かどうかが重要です。証紙が貼られたものであれば、なお良いでしょう。当然ですが、作品の状態が良いと査定額にも詠唱してくるので、保管はちゃんと行いましょう。

• 青戸柚美江の出雲織かどうか
• 有名呉服屋謹製かどうか
• 保存状態は良好か（変色や生地のほずれがないか、たとう紙が残っているかなど）

5.出雲織の取引相場価格

相場価格は状態が良いか、どこの工房が生産者かによって大きく異なります。例えば、青戸柚美江作の出雲絣の名古屋帯は58,000円で取引されています。こちらは、長さが360cmで、幅が31cm程で未使用で状態の良い一品でした。他にも、出雲織の名古屋帯が43,500円で取引されていたりと、ものによっては高値で取引がなされています。

6.出雲織の買取についてのまとめ

出雲織は、昭和34年に青戸柚美江によって誕生した絣織です。現代感覚のあるデザインは絣着物の概念にとどまらない斬新さがあります。華やかな柄模様のものや正絹の名古屋帯も制作されています。現在も作家が安来市の工房で手織りによって織っているので、市場に出回ることは珍しいです。特に、青戸柚美江の出雲織はコレクターもいますので、高い値で取引される可能性が高いといえます。

着物の織物について