優佳良織(ゆうからおり)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取におまかせ!

1.優佳良織を売りたいお客様へ

優佳良織とは、旭川市の染色作家の木内綾が昭和37年に考案した織物です。北海道の自然を織で表現した作品は、海外の美術展で評価されました。一方でテーブルクロスやマフラー、ネクタイほか服飾品などの日用品も多数作られます。それらは、優佳良織工芸館のお土産品として販売される人気の織物でした。木内綾が亡くなると織の工房も閉じていますので、現在、優佳良織は希少価値の高い織物となっています。

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2.優佳良織についての解説

今から約60年前に、北海道の染織家である木内綾が考案した織物です。優佳良織という字を考えたのは、版画家の棟方志功でした。旭川市を中心に織られ、1978年の国際織物ビエンナーレでは金賞を受賞しています。美術作品としても高く評価されると同時に、優佳良織工芸館で販売された染色工芸品のお土産物やインテリア及び装飾品でも親しまれています。200色以上の色を使うこともある優佳良織の模様は、オホーツクの流氷やハマナス、摩周湖など、北海道の自然をモチーフにしたものが特徴です。素材は羊毛のほか亜麻、絹を使い、素材が出す厚みのある温かさと、油絵のような質感が特徴です。

3.優佳良織の歴史

優佳良織は、昭和37年に染色工芸家の木内綾が、北海道の旭川市に優佳良織の工房を開設したことで始まりました。綴織り(つづれおり)の高度な織技術と、油絵のような描写的な織物は人気を博します。その後パリ、バルセロナなど各国の美術展に招待され、1978年のハンガリー国際織物ビエンナーレでは、招待作品の『作品 ハマナス』で金賞を受賞するなど、内外で高い評価を得ます。しかし、2006年に木内綾が亡くなると織の技術の後継者がなく、経営が悪化した北海道伝統美術工芸村を閉じました。現在、旭川市在住の高嶋良樹が優佳良織の再興を目指し2018年に優佳良織工房を発足しています。

4.優佳良織の買取査定ポイント

優佳良織は、木内綾の作品かどうかが重要です。査定の際には、作品だけでなく付属品も重要です。箱があるか、工房が明記されたものであれば、なお良いでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 優佳良織工芸館で作られたものであるかどうか(箱があれば尚良し)
  • 素材が明確か(羊毛や亜麻、絹など天然素材100%かどうか)
  • 保存状態は良好か(変色や生地のほずれがないか、箱が残っているかなど)

5.優佳良織の取引相場価格

相場価格は状態が良いか、どこの工房が生産者かによって大きく異なります。例えば優佳良織工芸館の木内綾作優佳良織6点セットの箱入り未使用品には5,300円の値がつきました。63cm×31cmの大きさのテーブルセンターやペンケースほか花瓶敷きなどのセットです。また木内綾作のマフラーは10,000円の値がつきました。こちらも優佳良織工芸館の箱入り、本と手紙サイン入りの未使用品です。

6.優佳良織の買取についてのまとめ

優佳良織は、北海道の自然を油絵のように織り込んだ織物で、美術作品としても高く評価されてきました。北海道の自然を織り込んだお土産品として一時は大変人気がありました。創案者の木内綾が亡くなってしまった今現在、まだ後継者の高嶋良樹の作品が出回っていない状況でもあり、現存する木内綾の優佳良織の作品は高い値が付く可能性があります。

着物の織物について

織物
織り
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