上田紬(うえだつむぎ)の着物買取なら無料査定のできるSATEeee着物買取にお任せ!

1.上田紬を売りたいお客様へ

上田紬は長野県上田市を中心に生産される絹製の紬のことです。国指定の伝統的工芸品である「信州紬」のひとつで、江戸時代の初頭に生まれたとされています。上田紬の生産は農家の副業として盛んになり、1830~1844年の天保年間に最盛期を迎えます。明治以降は衰退しましたが、戦後、その技術の喪失を憂えて復興され、現在に至ります。縞柄が中心ですが素朴な風合いと紬独特の節、絹地の艶やかさから人気が高まりつつあります。

このページの目次

2.上田紬についての解説

上田紬の特徴のひとつは、織り地がとても丈夫な事です。その強靭さの理由はいくつかありますが、細い糸を使い、きっちりしっかりと織り込む事で目の細かい織り地ができるからだと考えられています。もう1つの特徴は織り地のデザインです。シンプルで飽きのこない縞と格子柄は江戸時代から続くもので、現在も織り継がれているほどです。時流に左右されないシンプルなデザインだからこそ、長く着用できるとあって、現代でも根強い人気があります。

3.上田紬の歴史

上田紬の歴史は古く、1661年から1673年の寛文年間に伝わったとされています。江戸中期ごろから国産蚕による生糸生産が発展し、養蚕で生じる屑繭や玉繭を利用して織物が織られるようになります。本格的な上田紬の量産化がこのころ始まるのです。上田紬の製作は農家の副業として盛え、1830年から1844年の天保年間にその最盛期を迎えます。もともとは玉糸を使ったものが、現在では経糸に生糸、緯糸に紬糸を使って、多くは機械を使用して作製します。高機(たかばた)による手織りもありますが、大変な労力がかかる事からごく一部に限られています。

4.上田紬の買取査定ポイント

最大のポイントは正式な上田紬かどうかに尽きます。これを証明するものとして証紙などがあると査定のときに有利です。また、品物にシミやカビ、擦れ、汚れなどがあると、査定額は下がる傾向がありますので注意したいものです。

代表的な査定ポイント
  • 上田紬かどうか(証紙などがあるとよい)
  • 保存状態が良いか
  • 信用あるメーカーやブランドによる仕立か

5.上田紬の取引相場価格

オークションに出品された上田紬の着物は、 しつけ付きで未使用の単衣で横段のグラデーションでした。最終的には18,500円で落札されています。手織り紬である事がタグなどからも証明され、さらに目立った汚れなどはありませんでした。上田紬はポコポコと節が立つのが大きな魅力です。絹織物でありながら、フォーマル過ぎない素朴な雰囲気が好まれるのです。

6.上田紬についてのまとめ

上田紬の持つ絹の艶やかさと節くれだった紬の素朴な味わいは、世代を超えて今も愛され続けています。特に緻密な手機による手織りの紬は、貴重で高価です。カジュアルな和装としても人気が高く、取引市場は非常に活発です。もしお手元に上田紬をお持ちでしたら、買取査定を検討してみてはいかがでしょうか。

着物の織物について

織物
織り
優佳良織南部裂織出雲織博多織献上博多織桐生織唐桟織首里織読谷山花織阿波しじら織ミンサー織八重山ミンサー読谷山ミンサー与那国織与那国花織アットゥシ織ざざんざ織羅織唐織米沢織南風原花織波筬織川平織多摩織西陣織保多織小倉織会津からむし織風通織伊兵衛織
米沢琉球紬天鷺ぜんまい紬結城紬大島紬信州紬上田紬松本紬飯田紬伊那紬置賜紬長井紬米沢紬村山大島紬小千谷紬塩沢紬牛首紬郡上紬秦荘紬綾の手紬久米島紬南部紬紅花紬白鷹紬栃尾紬白山紬烏城紬仁田山紬琉球紬
伊勢崎絣十日町絣伊予絣備後絣倉吉絣弓浜絣広瀬絣久留米絣薩摩絣琉球絣肥後絣所沢絣中野絣作州絣
銚子縮小千谷縮岩国縮高島縮明石縮
縮面
浜縮緬江戸縮緬丹後縮緬御召西陣御召白鷹御召
木綿
津軽木綿因州木綿三河木綿丹波木綿知多木綿松阪木綿伊勢木綿遠州木綿会津木綿
綸子銘仙足利銘仙塩瀬黄八丈秋田八丈本塩沢夏塩沢甲斐絹精好仙台平
上布宮古上布八重山上布越後上布能登上布近江上布福光麻布奈良晒
その他
芭蕉布喜如嘉の芭蕉布金襴糸錦佐賀錦葛布ホームスパン藤布丹波布科布白石紙布